先端基板(プロセッサ)の作り方と生産比率
先端基板(プロセッサ/青基板)は、研究後半とロケット生産で大量に必要になる上位中間素材である。電子基板20、発展基板2、硫酸5という重いレシピに10秒の製造時間が重なり、メインバスを敷ける段階でも青基板で供給が止まりやすい。
先端基板(プロセッサ)の作り方と生産比率
先端基板(プロセッサ/青基板)は、研究後半とロケット生産で大量に必要になる上位中間素材である。
電子基板20、発展基板2、硫酸5という重いレシピに10秒の製造時間が重なり、メインバスを敷ける段階でも青基板で供給が止まりやすい。
自分も最初は青基板を組立機3に1台だけ置き、なぜ研究が進まないのか3時間ほど悩んだが、原因は電子基板20という要求量の重さにあった。
この記事では、組立機3を基準にした詰まらない比率と、硫酸まで含めたライン設計を数字から逆算していく。
先端基板(プロセッサ)のレシピと必要素材
先端基板(英: Processing unit、通称プロセッサ/青基板)は、電子基板20個・発展基板2個・硫酸5を10秒でまとめて消費し、1個を出力する上位中間素材です。
なかでも電子基板20個の重さが設計全体を決めるため、先にこの比率を押さえると後の増設が読みやすくなります。
発展基板も電子基板を食うので、ラインを組むほど上流の負荷がじわじわ膨らむ構造だと考えておくとつまずきにくいでしょう。
レシピと製造時間
製造比率を読むときは、まず10秒で1個という処理速度を基準にすると見通しが立ちます。
モジュールなしの組立機3なら製作速度1.25なので、実効8秒で1個、つまり1台あたり毎分7.5個まで伸びます。
自分も初めて青基板を量産したときは、固形素材だけ繋いで硫酸のパイプを忘れ、組立機が赤く点滅して止まっていました。
液体投入が必要なレシピだと気づくまで、配線を何度も見直したものです。
製造できる施設
先端基板を作れるのは組立機2、組立機3、電磁プラント(Space Age)です。
中盤の主力として扱いやすいのは組立機3で、速度と設置のしやすさのバランスがよく、まず量産ラインの基準に置きやすい機械だと言えます。
さらに規模を詰めるなら電磁プラントも選択肢になりますが、ひとまずは組立機3を軸に比率を組むと考えやすいはずです。
プラントエンジニアの感覚で言うと、先端基板のようなレシピは最初から設備の差よりも、上流の供給安定性を見たほうが設計が崩れません。
硫酸の供給:液体なのでパイプ接続が前提
見落とされがちなのが、硫酸が液体である点です。
固形素材はインサータで運べても、硫酸はパイプ接続が必須なので、ここでラインのレイアウトに液体系統が一段増えます。
実務でも液体ラインは固形ラインと分けて考えるのが鉄則で、先端基板でもパイプ系統を独立させておくと、後から増設するときにかなり楽になります。
硫酸は化学プラントで硫黄1+鉄板1+水100から硫酸50が一度に作れるため、先端基板ラインの規模に対して必要な化学プラントはごく少数で済みます。
液体の取り回しさえ先に押さえれば、量産の障害は意外と少ないはずです。
発展基板と電子基板の作り方をおさらい
発展基板と電子基板は、先端基板の上流で必ず詰まりやすい二枚看板です。
発展基板は銅線4・電子基板2・プラスチック棒2を食って6秒、電子基板は鉄板1・銅線3で0.5秒と、見た目の軽さと実際の消費量に差があります。
だからこそ、レシピを覚えるだけでなく、どの素材が先に枯れるかまで見ておく流れが必要になります。
発展基板(赤基板):銅線4・電子基板2・プラスチック棒2で6秒
発展基板は銅線4、電子基板2、プラスチック棒2で1個でき、製造時間は6秒です。
先端基板に2個必要なうえ、材料として電子基板そのものを吸い込むので、先端基板の需要を満たそうとすると電子基板の総需要が一気に膨らみます。
ここを軽く見て発展基板ラインを細く組むと、先に赤基板が止まり、その後ろで青基板まで連鎖停止する形になりやすいでしょう。
自分も最初はこの構造を甘く見て、発展基板の本数だけを整えれば足りると思っていました。
ところが実際には、発展基板が電子基板を消費するせいで、緑基板側の供給までまとめて引き上げないと全体が回りません。
先端基板1台あたりの見た目の消費量だけでなく、赤基板の内部消費分まで含めて上流を見積もるのが、設計の分かれ目になります。
電子基板(緑基板):鉄板1・銅線3で0.5秒
電子基板は鉄板1と銅線3で作れ、製造時間は0.5秒です。
レシピだけ見ると軽いのに、実際はかなりの回転速度で吐き出されるため、1台あたりの供給力が高く、配置数を誤るとすぐに不足が表面化します。
先端基板で20個、さらに発展基板経由でも継続して消費されるので、緑基板を「速いから少なくていい」と扱うと、すぐ干上がるのが厄介なところです。
この速さは強みでもあります。
少ない設備で大きな供給力を作れるため、ラインを縮めたい場面ではかなり扱いやすいです。
ただし、速いレシピほど消費総量で考える必要があります。
自分は青基板ラインを増やした途端に緑基板が枯れてしまい、0.5秒の軽さに油断して1台しか置いていなかったことを思い知らされました。
以後は、緑基板を単独ではなく、上位基板の総需要から逆算して組むようにしています。
銅線とプラスチック棒の供給ボトルネック
銅線は銅板1個から銅線2個を0.5秒で作れます。
電子基板にも発展基板にも銅線が必要なので、ライン全体では鉄板より銅板の消費が先に膨らみやすく、メインバスで銅レーンを太く取る判断が効いてきます。
実際、銅板が先に切れる現象に何度も遭遇していて、鉄より1本多く銅レーンを確保するようにしてから、詰まりが目に見えて減りました。
プラスチック棒は石油ガス由来で、発展基板に2個必要です。
ここを軽視すると、赤基板の供給が真っ先に止まり、結果として先端基板まで連鎖的に停止します。
銅と鉄だけを見ていると見落としやすいですが、実戦では石油側の容量がそのまま上位ラインの安定性につながります。
銅線とプラスチック棒、この2つの流量を先に整えると、発展基板と電子基板の土台がずっと安定するはずです。
組立機3でのプロセッサ生産比率
組立機3でプロセッサの比率を組むときは、まず製作速度1.25を毎分生産数に直して考えるのが出発点です。
10秒レシピでも実効時間は10÷1.25で8秒になり、1台あたり毎分7.5個まで伸びます。
ここを軸にすると、上流から下流までの必要台数が整数で見えやすくなります。
組立機3の製作速度1.25から毎分生産数を出す
製作速度1.25は、単にレシピ時間を縮めるだけではなく、ライン全体の基準を「1台あたり何個/分か」に変えて考えるための数字です。
先端基板のような10秒レシピなら、実効時間は8秒/個になり、1台で毎分7.5個という計算になります。
5台を並べれば毎分37.5個まで出せるので、下流の消費量と照合するときの起点がはっきりします。
数字のまま眺めるより、流量に置き換えたほうが詰まりの理由が見えやすいでしょう。
プロセッサ5台:発展基板6台:電子基板6台の根拠
この比率は、モジュールなし基準比率として先端基板5台 : 発展基板6台 : 電子基板6台に落ち着きます。
先端基板5台で毎分37.5個を出し、その先で発展基板75個/分・電子基板750個/分相当の需要を支える形です。
発展基板は6秒÷1.25で4.8秒/個、つまり1台あたり毎分12.5個なので、6台なら毎分75個に届きます。
電子基板は0.5秒レシピで供給力が高く、先端基板直結分と発展基板向けの両方を見込んでも6台規模で足ります。
自分はこの5:6:6ブロックを1モジュールとして量産し、SPMを上げたいときはブロックごとコピペしています。
比率を暗記するより、1ブロック単位で増やすほうが事故が少ないんです。
硫酸の必要量と化学プラント1台で足りる理由
硫酸側は、電子基板まわりの消費を見ても化学プラント1台で受け持てる設計にしておくと扱いやすいです。
上流を1台多めに置けば中流の揺らぎを吸収しやすく、端数をきっちり6.0台に揃えようとして詰まるより安定します。
実戦では、ぴったり合わせることよりも、少し余剰を持たせて流量の波を飲み込むほうが止まりにくい。
自分も最初は計算通りに揃えようとして端数で詰まりましたが、上流を切り上げて置くほうがずっと素直に回りました。
生産モジュールとビーコンで効率を上げる
組立機3に生産モジュール3を4個入れると、完成品は原料を増やさずに増えますが、同時に速度は-60%まで落ちます。
だからこそ、モジュール化は「数を積めば得」ではなく、どこで失った速度を取り戻すかまで含めて設計する作業になります。
比率の再計算と電力の増強までセットで考えると、ライン全体の詰まりを避けやすくなります。
組立機3のモジュールスロット4と生産モジュールの効果
組立機3はモジュールスロットが4あるので、生産モジュール3を4個差し込めます。
生産モジュール3は1個あたり生産+10%と速度-15%を持つため、4個なら生産+40%と引き換えに速度-60%です。
原料の投入量はそのままでも完成品だけが増えるので、同じ設備面積から取り出せる成果は確実に伸びます。
自分もこの段階を見たときは、単純な速度低下よりも「完成品が増えるなら十分に元が取れるのでは」と感じました。
生産モジュールで原料を節約しつつ速度が落ちる仕組み
ただし、速度が落ちるということは、1台あたりの処理回数が減るという意味でもあります。
生産モジュールの本質は、仕事量を増やすのではなく、同じ材料からより多くの完成品を抜き出すところにあります。
だから、材料が余るのではなく、流れの詰まり方が変わるのです。
自分は生産モジュールを入れた瞬間に速度が半分以下になって生産が逆に落ち、慌てた経験がありますが、あれで「生産モジュールは必ずビーコンとセットで考えるべきだ」と身に染みました。
この変化は、上流の必要台数にもすぐ響きます。
生産モジュールを入れると同じ台数でも完成品が増えるため、比率は5:6:6のままではなく再計算が必要です。
発展基板や電子基板の消費も、最終ラインの出力が増えるぶん組み直しになるので、下流だけ強化しても安定しません。
モジュール化は局所最適ではなく、前後の流量をそろえる作業だと考えると整理しやすいでしょう。
ビーコンで速度を取り戻す『ビーコンサンド』配置
落ちた速度を補う役目がビーコンです。
ビーコンは内部モジュール効果の50%を周囲に分配するので、速度モジュール3を2個入れたビーコン1基で対象機の速度+50%になります。
これを複数のビーコンで挟む『ビーコンサンド』にすると、速度低下を埋めながら生産モジュールの増産効果を活かしやすくなります。
中盤後半から終盤にかけては、この「増やす」と「戻す」を同時に成立させる配置こそが定石です。
ℹ️ Note
メガベースを組むときは、先に発電所を増設してからモジュール化に着手すると崩れにくいです。
電力コストも軽く見てはいけません。
生産モジュール3は消費電力+80%を抱え、ビーコンも常時電力を食います。
電力が足りないまま増設すると全機が減速し、せっかく整えた比率まで崩れます。
だから、自分はメガベースを組むときほど先に発電所を増設し、そのあとでモジュールとビーコンを並べる順番を守っています。
おすすめです。
プロセッサラインのボトルネック対処
プロセッサラインで最初に疑うべきなのは、組立機そのものより電子基板の供給です。
先端基板1個に電子基板20個、発展基板も電子基板を経由するため、ライン全体で見るとここが最も先に枯れます。
青基板が止まるたびに下流を見ても原因が見えにくいので、上流の緑基板レーンから順に在庫を追うのが近道です。
電子基板が足りない
自分も青基板が止まるたびに組立機側ばかり疑っていたのですが、実際はメインバスの緑基板レーンが手前で吸い尽くされていただけ、という事故を何度もやりました。
先端基板1個に電子基板20個という重さに加えて、発展基板側でも電子基板を使うので、需要が一点に集中しやすい構造です。
組立機の稼働率が落ちたら、まずは電子基板の流量と貯まり方を見て、末端ではなく上流から詰まりを探すと原因に早く届きます。
銅板・プラスチック・硫酸のどれが切れているかの見分け方
次に多いのが銅板枯渇です。
電子基板1個に銅線3、発展基板にも銅線4が入るので、ライン全体では鉄板より銅板の消費が重くなり、銅レーンが先に空になりやすいのです。
自分は黄色ベルトのまま緑基板を流して銅側まで巻き込んだことがありますが、こういうときは素材ごとの消費差を意識すると見分けやすくなります。
| 症状 | まず疑う箇所 | 見分けるポイント | 対処 |
|---|---|---|---|
| 組立機の供給が止まる | 銅板 | 電子基板の前段が薄い | 銅レーンを増やす |
| 液体不足で赤点滅 | 硫酸 | 組立機が液体不足表示 | 化学プラントの稼働と硫黄供給を確認する |
| 緑基板が途中で失速 | ベルト | 黄色ベルトで流量が詰まる | 赤・青ベルトへ更新する |
硫酸切れは症状が分かりやすく、組立機が液体不足で赤点滅していれば化学プラントの稼働か硫黄供給を見ればよいでしょう。
硫酸は1回50生産なので、止まり方が派手なときは上流の硫黄か水のどちらかが先に細っている場面が多いです。
プラスチックは関連ラインの偏りで見落としやすいものの、液体表示が出ていないならまずは銅と緑基板を優先して追うほうが早くなります。
ベルト飽和とインサータ速度の確認
見落としやすいのがベルト飽和とインサータ速度です。
緑基板は流量が多いので黄色ベルトでは簡単に詰まり、ライン全体の停止に見えて実際は搬送が律速になっていることがあります。
自分も黄色ベルトのまま緑基板を流してラインを止めたことがあり、それ以来、流量の多い素材は早めに赤・青ベルトへ上げ、必要ならバルクインサータ化して搬送側の頭打ちを先に消すようにしています。
SPM目標別の必要ライン規模
先端基板の必要台数は、目標SPMそのものではなく「その拠点が毎分どれだけ青基板を消費するか」から逆算すると見えやすいです。
モジュールなし組立機3台で毎分7.5個をまかなえるため、台数は目標消費量÷7.5でざっくり出せます。
まずは研究とロケットで先端基板が何個流れていくかを押さえましょう。
そこが定まると、60SPM級で足りるのか、1000SPM級まで見据えるのかがはっきりします。
目標SPMから先端基板の消費量を出す
先端基板は、単体の生産能力よりも、どれだけの消費を受け止めるかでライン規模が決まります。
研究やロケットで青基板を使う用途が増えるほど、供給はすぐに膨らみますし、逆に消費が小さい段階では無理に大きなラインを組む必要はありません。
だから最初にやることは、目標SPMに合わせて毎分の消費量を見積もることです。
基準はシンプルで、先端基板1台はモジュールなし組立機3で毎分7.5個です。
必要台数は目標消費量÷7.5で概算できるので、細かな比率計算に入る前でも規模感をつかめます。
自分の研究・ロケットが毎分どれだけ青基板を食うかを確認してから、そこに少し余裕を持たせて台数を決める流れにすると、過不足が出にくいでしょう。
60SPM級のミニマム構成
60SPM級の標準ベースなら、先端基板の消費はそれほど多くありません。
5:6:6のモジュールなしブロック1〜2個で足りることが多く、まずはこの規模で安定運用を体感するのがおすすめです。
生産モジュールやビーコンを使う前に、必要分だけをきれいに流せる状態を作ると、後の拡張がかなり楽になります。
この帯では、ラインを大きくすること自体より、止まらずに回ることの方が価値があります。
銅板、プラスチック、硫黄の供給が先端基板の入口で詰まらないか、電力が足りているかを一緒に見ておくと、青基板だけ増えたのに全体が沈黙する事故を防ぎやすいです。
連鎖の深い素材ほど、単独で見ない方がよいですね。
1000SPM級メガベースでのスケール方針
1000SPM級のメガベースになると、先端基板の消費は桁違いになります。
ここでは生産モジュール+ビーコン前提で組むことになり、組立機は数十台規模まで膨らみます。
自分は1k SPMメガベースを複数パターンで組みましたが、青基板は毎回ビーコンサンドのブロックを大量コピペして対応してきました。
手計算で一つずつ積み上げるより、検証済みブロックを並べる方が再現性が高いです。
この規模では、ブロック単位のコピペとビーコン共有設計が前提になります。
さらに、青基板だけを増やして終わりではなく、銅鉱石、プラスチック、硫黄の供給と電力まで同時に広げないとすぐ別の箇所が律速になります。
自分も60SPMから一気に拡張したとき、青基板だけ増やして銅鉱石を増やし忘れ、結局全体が止まりました。
おすすめは、先端基板の列だけを見ず、上流の原料ラインと発電をひとまとめで拡張してみてください。
Takuma
Factorio 3,000時間超。1k SPM メガベースを複数パターンで達成した生産ライン設計のスペシャリスト。本業のプラントエンジニアの知識を工場最適化に応用しています。