生産ライン

発展基板の効率レシピと量産ライン設計

発展基板は、Factorioで化学サイエンスパックやモジュールの土台になる中盤の要となる中間素材です。赤基板と呼ばれるこの品目は、電子基板2・プラスチック棒2・銅線4を6秒で1個作るレシピで、係数2を踏まえると実質は電子基板1・プラスチック棒1・銅線2の配分だと捉えると整理しやすくなります。

生産ライン

発展基板の効率レシピと量産ライン設計

発展基板は、Factorioで化学サイエンスパックやモジュールの土台になる中盤の要となる中間素材です。
赤基板と呼ばれるこの品目は、電子基板2・プラスチック棒2・銅線4を6秒で1個作るレシピで、係数2を踏まえると実質は電子基板1・プラスチック棒1・銅線2の配分だと捉えると整理しやすくなります。
自分は発展基板ラインで銅線を青ベルト搬送して圧縮詰まりを起こし、3時間ほど原因を追った末にオンサイト生産へ切り替えて一発で解決しました。
量産の核心は比率で、組立機3を基準に発展基板6台で毎分75個を起点に、銅線・電子基板・プラスチックの供給側を整数比でそろえていくのが最短ルートです。

発展基板の正しいレシピと素材比率

発展基板は中盤の自動化で最初につまずきやすい中間素材で、現行レシピは電子基板2・プラスチック棒2・銅線4から発展基板1個、製作時間6秒です。
出力1個に対して素材が3系統そろううえ、製作時間も長めなので、見た目以上に流れが詰まりやすい。
比率を正しく読むと、必要な設備と供給側の太さがはっきり見えてきます。

現行レシピの素材と製作時間

発展基板の現行レシピは、電子基板2・プラスチック棒2・銅線4で発展基板1個を作り、製作時間は6秒です。
ここで見落としやすいのは、単に素材数が多いだけでなく、銅線とプラスチック棒の両方が別ラインの安定供給を必要とする点でしょう。
組立機の中で見たときに材料が揃っていても、上流が少しでも細いとすぐ滞留が起きます。
自分も以前、組立機の中身が銅線でいっぱいなのに発展基板が増えず、レシピ係数2を見落として銅線を倍供給していたことがありました。

このレシピを扱うときは、レシピ1回あたりの表示と、最終的な1個あたりの消費を分けて考えると整理しやすくなります。
レシピ係数が2なので、実質的な1個あたりは電子基板1・プラスチック棒1・銅線2です。
供給計算は1個あたりで組み、設備の中身や必要素材の構成を見るときはレシピ1回あたりで読む。
この切り分けをしておくと、必要以上に銅線を積み増す判断を避けやすくなります。

レシピ1回(2個分の係数)あたりで読むと詰まりが見える

1回分の係数で読むと、発展基板は電子基板2・プラスチック棒2・銅線4で回るレシピだと一目でわかります。
数字だけなら単純ですが、実際の詰まりはこの4本目の銅線が原因になりやすく、ベルト上では流れているのに完成品が増えない状況を作りがちです。
そこで比率計算機で引き直すと、上流の銅線組立機を半分に減らしても回ると気づき、電力に余裕が出ました。
余らせていた設備を削れると、ライン全体の見通しも一気によくなります。

この見方は、発展基板だけでなく周辺の素材ラインにも効きます。
電子基板、プラスチック棒、銅線の3系統のうち、どこが先に頭打ちになるかを1個あたりで比較すると、詰まりの原因が素材不足なのか、設備過多なのかを分けやすいからです。
とくに銅線は消費量が跳ねやすいので、体感より少し太めに組んでしまうことが多い。
そこを数字で抑えると、無駄な増設をかなり減らせます。

発展基板を作れる組立機の種類

発展基板を作れるのは組立機1/2/3です。
量産を考えるなら、製作速度が速くモジュールスロットも多い組立機3を前提に比率を組むのが現実的でしょう。
速度が上がるほど同じ面積で流せる量が増え、モジュールでさらに効率を底上げできるからです。
実際、組立機3を基準にラインを組むと、上流の銅線や電子基板の必要台数も読みやすくなります。

旧バージョンでは比率が異なった時期があるため、ネット上の古い数値、たとえば1:1:2表記などをそのまま当てるとずれます。
発展基板は化学サイエンスパックやモジュールの要になる中間素材なので、現行レシピで計算し直すことが肝心です。
古い数値を信じてラインを組むと、後から銅線だけ余る、あるいはプラスチックだけ足りないといった偏りが出やすい。
組立機3を基準に現行レシピへ合わせ直せば、必要な比率がそのまま見えてきます。

前提:研究とプラスチック量産の準備

発展基板を回し始める前に、まず研究『プラスチック』を終えて石油処理ラインを立ち上げておく必要があります。
発展基板の自動化研究は、自動化サイエンスパック1と物流サイエンスパック1を200セット使い、製作時間は15です。
ここを飛ばしてしまうと中盤の主力素材が止まり、モジュールや化学サイエンスパックの拡張まで連鎖して詰まりやすくなります。

発展基板研究の解放条件とコスト

発展基板の研究は、見た目以上に入口が重い研究です。
必要なのは自動化サイエンスパック1と物流サイエンスパック1を200セット、製作時間15で、前提として研究『プラスチック』を済ませておかなければ進みません。
つまり、発展基板を量産したいなら、研究室側の準備と工場側の石油処理を同時に整える流れになるわけです。

ここで先に詰まると、化学サイエンスパックの立ち上がりやモジュール生産まで遅れます。
発展基板は中盤以降の研究と設備更新の土台なので、単なる中間素材ではなく、工場の伸びしろそのものを決める存在だと考えておくと動きやすいでしょう。
自分も後回しにしてモジュール生産に詰まり、急いで石油処理を整備した中盤はかなり苦労しました。

石油処理と石油ガスの確保

プラスチック棒は化学プラント専用レシピで、石炭1と石油ガス20から2個を1秒で作ります。
数字だけを見ると軽く感じますが、実際には石油ガスの供給が止まった瞬間に発展基板のライン全体が止まります。
だからこそ、石油処理ラインがない状態では発展基板の量産は始まらない、と先に決め打ちしておくのが正解です。

石油ガスは律速になりやすいので、軽油や重油を石油ガスへクラッキングして供給量を底上げする方針が安定します。
石油ガスを全部プラスチックに回したら、今度は硫黄や電池ライン側が枯れてしまい、クラッキング比率を組み直したこともありました。
プラスチックが詰まる原因の多くはレシピそのものではなく、こうした石油三製品の配分にあるはずです。
石油処理は早めに余裕を持たせておきましょう。

プラスチック棒の作り方とボトルネック

発展基板は、化学サイエンスパックやモジュール、各種設備の材料になります。
だから量産ラインを早めに本数確保しておくと、中盤以降の研究が一気に進みやすくなるのです。
組立機3を前提に発展基板6台で毎分75個、つまり毎秒1.25個が基準になるため、素材側の流れを最初から合わせておくと後で直しやすいでしょう。

ボトルネックとして目立つのは銅線とプラスチックです。
銅線はベルトで長く運ぶより、発展基板の近くでオンサイト生産したほうが詰まりにくく、プラスチックは石油ガス不足が止まりやすい原因になります。
生産モジュールで効率を上げる考え方もありますが、クラフト速度は落ちるので、必要ならビーコンの速度モジュールで補う形が扱いやすいです。
発展基板のラインを先に安定させておくと、化学サイエンスパックもモジュールも、あとから落ち着いて広げられます。

毎分75個の量産比率(組立機3基準)

発展基板の量産を組立機3基準で考えると、まず押さえるべきなのは「6台で毎分75個」という最小比率です。
毎秒に直すと1.25個で、ここを1セットとして扱うと、目標値に対して何セット並べればよいかを掛け算で追えるようになります。
自分も最初は発展基板を3台だけ置いて毎分37.5個のまま止まり、化学サイエンス側が律速になりましたが、6台セットに組み直してから設計の見通しが一気に良くなりました。

発展基板6台で毎分75個の最小比率

組立機3を基準にした発展基板は、6台で毎分75個が実用上いちばん扱いやすい整数比です。
3台だと毎分37.5個で半端が残り、箱やベルトの設計をそのまま拡張しにくくなりますが、6台までまとめると「この単位を何個複製するか」という考え方に変えられます。
比率計算機で先に台数を出してから現地に置く運用に切り替えると、過不足の手戻りがかなり減りました。

銅線・電子基板・プラスチックの供給台数

この6台セットを支える素材側は、銅線が組立機3×1台で毎分300、電子基板が組立機3×1台で毎分150、プラスチック棒が化学プラント約1.25台で毎分150という構成になります。
銅線は発展基板側の需要を余裕を持って受けられ、電子基板はちょうど1台で揃うので、ここは素直に組みやすいです。
プラスチックだけは化学プラントが端数を含むため、整数台数に落とし込むときは他の製品ラインとまとめて余力を吸収する発想が効きます。

素材必要設備出力量
銅線組立機3×1台毎分300
電子基板組立機3×1台毎分150
プラスチック棒化学プラント約1.25台毎分150

目標SPM・赤ベルト1本(毎分900)へのスケール方法

目標がSPMで与えられているなら、化学サイエンスなどが要求する発展基板毎分数から逆算します。
比率は掛け算でそのまま伸びるので、1セットの毎分75個を基準にして必要セット数を割り出し、上流の銅線・電子基板・プラスチックも同じ倍率で増やせばよいです。
赤ベルト1本を満たす毎分900まで伸ばす場面でも、6台セットを必要数だけ並列に並べれば追いつきますし、上限を超えるなら2本目に分けたほうが流れが詰まりません。
細かい端数を現場で無理に吸収するより、先に比率を固定してから線を引くほうがおすすめです。

詰まらないライン配置とベルト設計

銅線は発展基板の近くで作るだけで、ライン全体の詰まり方が目に見えて変わります。
遠くから青ベルトで引っ張ると、スタックサイズの都合で流量が偏り、途中で押し戻しが起きやすいからです。
銅板の形でメインバスに乗せ、必要な場所でだけ銅線に変える設計が安定します。

銅線オンサイト生産で詰まりを断つ

銅線をベルトで遠距離輸送すると、見た目は流れていても内部で圧縮が進み、必要な場所に届くころにはベルトが飽和しがちです。
自分も青ベルトで銅線を引き回して、圧縮詰まりに3時間を溶かしたことがありますが、発展基板の真横でオンサイト生産に切り替えた瞬間、供給の途切れ方が消えました。
銅線は軽く見えても、ライン設計では「運ぶ素材」ではなく「その場で変換する素材」と考えた方が素直です。

メインバスからの素材引き込み順序

電子基板とプラスチック棒は、メインバスから引き込む前提で組むと拡張が楽になります。
先にどのレーンを何に割り当てるか決めておけば、増設時に配線をほどき直す必要がなく、ブループリントを1セット化して複製する運用へそのまま移れます。
逆に最初の段階で順序を決めないと、後から枝分かれが増えて配線が地獄になります。
自分はここで一度崩してから学びました。

インサータとベルト段数の選定

ベルトの輸送上限は黄色毎秒15、高速(赤)毎秒30、超高速(青)毎秒45です。
発展基板1セットは毎秒1.25個を基準に素材が流れるので、必要量を数字で見れば、どの色を使うかは感覚ではなく計算で決められます。
3素材を同時に供給するなら、両面ベルトを使って取り回しを減らし、高速インサータやバルクインサータで投入速度を確保しましょう。
さらに、インサータの稼働率が常に張り付いていないかを見れば、ベルトが余っているのか、機械側が詰まっているのかを切り分けやすくなります。

生産モジュール・ビーコンで効率を底上げ

生産モジュールは、中間素材の段階でこそ効きます。
発展基板に入れると同じ材料からより多くの出力を引き出せますが、その代わりクラフト速度は落ちるため、単独投入だとラインの流量が痩せやすいです。
自分も最初は発展基板だけを先に強化して詰まらせましたが、以後は速度低下を前提に組むようになりました。

生産モジュールはどの設備に入れるか

発展基板は中間素材なので、生産モジュールの対象になります。
ここを起点に電子基板、さらに上流の銅鉱石まで含めてチェーン全体へ広げると、同じ鉱石から先端基板の本数を底上げできます。
素材を節約したい局面では、単発の増産よりも、素材の入口から出口までをひと続きで見る発想が効いてきます。

銅鉱石から発展基板、先端基板までの流れにまとめて生産モジュールを入れると、先端基板を約17%多く作れます。
これは、どこか一段だけで得をする設計ではなく、途中で失うはずだった素材を少しずつ回収していく考え方です。
メガベースでこの構成に切り替えたときは、鉱石の採掘量を増やさずに先端基板の本数が伸び、SPM の底上げに直結しました。

速度モジュールとビーコンで速度低下を相殺

生産モジュールの弱点は速度低下ですが、ここはビーコンの速度モジュールで埋めるのが定石です。
発展基板に生産モジュールだけ入れると供給が細り、後段が待たされて全体の流れが崩れます。
だからこそ、増産と加速をセットで考える必要があります。

ℹ️ Note

ビーコンに入れられるのは速度モジュールと効率モジュールだけで、生産モジュールと品質モジュールは入れられません。

この制約があるので、速度低下の穴埋めは速度モジュール前提になります。
実際、発展基板に生産モジュールだけ先行投入して失速した後、ビーコン側に速度モジュールを足す運用へ切り替えると、流量の落ち込みを抑えやすくなりました。
つまり、素材節約を狙うなら「生産で増やす」「速度で戻す」の二段構えが基本です。

電力消費とのトレードオフ

ただし、生産モジュールもビーコンも電力を食います。
ライン全体に広げるほど、節約できる鉱石の価値と引き換えに、発電と配電の余力が必要になる構図です。
ここを曖昧にすると、素材は浮いても電力不足で止まるので、設計の比較対象は鉱石だけではありません。

導入順は、まず安定稼働しているラインから少数ずつ進めるのが安全です。
供給が満ちていない段階で生産モジュールを差し込むと、速度低下がそのまま詰まりにつながります。
素材供給が追いついたあとに、発展基板から上へ段階的に広げていくと、増産の効果を取りこぼしにくくなります。

よくある詰まり・トラブルの対処

発展基板ラインが止まったら、まず組立機の中身を見て、銅線・電子基板・プラスチックのどれが先に空になっているかを切り分けるのが近道です。
症状が似ていても原因は別物で、空欄になった素材を見れば詰まりなのか供給不足なのか、ほぼ輪郭が見えてきます。
特に銅線とプラスチックは流量の落ち方に癖があり、電子基板は他ラインとの取り合いで急に痩せるため、目視の順番を決めておくと診断が速くなります。

銅線・プラスチックが届かないとき

銅線が届かない場面では、ベルト圧縮をまず疑うべきです。
銅板を長距離で運んでから加工すると、途中のベルトが太く見えても実際には流れ切らず、発展基板の直前で失速しやすくなります。
自分も最初は輸送量だけを増やせば解決すると思い込みましたが、発展基板の真横でオンサイト生産に切り替えた瞬間に止まり方が消えました。
銅板輸送へ変えるだけでも、ベルト1本あたりの運搬効率が上がって無駄が減ります。

プラスチック側で止まるときは、石油ガス不足が本丸です。
軽油・重油を石油ガスへクラッキングして供給を増やすか、化学プラントの台数を見直すと流れが戻ります。
ここで石油を増設しても、タンクが埋まるだけで発展基板は伸びません。
自分は一度、プラスチック不足だと思い込んで石油側ばかり増やし、実際には電子基板がモジュール工場に吸われていた誤診をやりました。
石油タンクの残量を見ておけば、燃料側の詰まりを早めに切れます。

ℹ️ Note

銅線は「作れているのに届かない」、プラスチックは「作る材料が足りない」と分けて考えると、無駄な増設をかなり減らせます。

石油ガス不足の見分け方とクラッキング

石油ガス不足は、プラスチックの製造機だけ見ていても見逃しやすいです。
実際には石油精製の出口が細くなっていて、上流では原料が余っているのに、下流だけが空回りしていることがあります。
だから確認順は、石油タンクの残量、化学プラントの稼働、クラッキングの流入先の3点が基本になります。
軽油・重油が滞留しているなら、石油ガスへ回す経路を太くするのが先です。

発展基板ラインで怖いのは、プラスチックの停止がじわじわ進む点でしょう。
組立機が一台だけ止まると見た目は軽症でも、隣の機械が止まり、さらにベルトが空になって全体の供給が崩れます。
石油ガスの不足は後追いで気づくことが多いので、早い段階でクラッキングの手を入れておくと復旧が速いです。
おすすめです。

過剰生産で逆に止まるケース

発展基板は足りないと困りますが、作りすぎても止まります。
ベルトが満杯になると流れが詰まり、上流の電子基板まで連鎖停止するからです。
自分が経験したのは、需要側の本数を見直さずに増産だけ進めたせいで、発展基板のベルトが埋まり、電子基板の受け口まで塞がったケースでした。
こうなると不足ではなく過剰供給のせいで全体が鈍るため、ラインの本数と消費先を合わせ直すのが解決策になります。

電子基板がモジュールやサイエンス、設備と取り合いになる場面も、見た目は似ています。
発展基板だけを増やしたつもりでも、共通の電子基板が他ラインへ吸われると供給が痩せ、停止の原因がどこにあるか分かりにくくなります。
優先度回路で発展基板側を先に流すか、専用ラインに分離しておくと、取り合いに負けにくくなります。
ここは「増やす」より「流れ先を分ける」発想が効きます。
参考にしてください。

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Takuma

Factorio 3,000時間超。1k SPM メガベースを複数パターンで達成した生産ライン設計のスペシャリスト。本業のプラントエンジニアの知識を工場最適化に応用しています。