潤滑油の作り方とレシオ計算で詰まらない生産
潤滑油は、Factorio の進化版石油処理と化学プラントを軸に安定供給していく流体である。化学プラント1台は重油10から潤滑油10を1秒で生産し、モジュールなしなら毎秒10という基準値になるので、必要台数はここから逆算していきましょう。
潤滑油の作り方とレシオ計算で詰まらない生産
潤滑油は、Factorio の進化版石油処理と化学プラントを軸に安定供給していく流体である。
化学プラント1台は重油10から潤滑油10を1秒で生産し、モジュールなしなら毎秒10という基準値になるので、必要台数はここから逆算していきましょう。
自分も進化版石油処理を解禁した直後に重油を全部潤滑油へ回してしまい、石油ガスが枯れてプラスチック生産まで止めたことがあり、潤滑油は重油の使い道のひとつとして配分を考えるべきだと痛感しました。
さらに、潤滑油は流体なのでベルトでは運べず、青ベルトや電動エンジンへはパイプで直結する必要があり、重油タンク20kをしきい値にした自動切り替えまで組んでおくと、溢れと枯渇を同時に防げます。
潤滑油のレシピと基本性能
潤滑油は、重油10を潤滑油10に変える化学プラントのレシピで、クラフト時間は1秒です。
出力が入力と同量なので、資源を加工して別物に変えるというより、重油をそのまま潤滑油へ受け渡す感覚で捉えると整理しやすいでしょう。
モジュールなしの化学プラント1台が毎秒10潤滑油を出すため、必要台数の逆算もここを基準に始められます。
レシピと所要時間
自分が最初に潤滑油ラインを組んだときは、これをベルトで運ぼうとして少し悩みました。
ところが潤滑油は流体なので、そもそもベルトに乗りません。
化学プラントの流体出力からパイプで引き出し、消費側の流体入力へ直結する前提だと分かった瞬間に、配置の考え方が一気に切り替わりました。
化学プラント1台あたり毎秒10潤滑油
クラフト時間1秒で10個出るなら、モジュールなしの化学プラント1台は毎秒10潤滑油を吐き出します。
この「1台=毎秒10」が基準値になるので、必要量が見えた時点で台数をすぐ割り出せるのが強みです。
自分も最初は半信半疑でしたが、出力にタンクを置いて30秒測ったらきっちり300溜まり、実測で裏が取れると納得できました。
重油の供給が十分なら、化学プラント1台は途切れず同じペースで動き続けます。
したがって潤滑油ラインの律速は、化学プラントの台数そのものより重油の流入量側に来やすい構図です。
青ベルトや電動エンジンの需要を見積もる前に、この基準を固定しておくと設計がぶれません。
潤滑油は流体:パイプ配送が前提
潤滑油を消費する青ベルトや電動エンジンは組立機2/3で作るため、流体と固体を別系統でさばく必要があります。
組立機の側面にある流体入力ポートへ潤滑油パイプをつなぎ、歯車や基板のような固体材料はインサータで入れる形にすると、供給線が混線しません。
ベルト搬送を前提に考えるとつまずきますが、流体として割り切れば設計は素直です。
潤滑油の解禁条件と前提技術
潤滑油は、単に原油から作ればよい流体ではなく、『潤滑油』技術を研究して初めて量産の土台に乗る。
しかもこの研究は化学サイエンスパック(青パック)段階に置かれており、0.17.60で重油まわりが調整された際に青パック側へ移された経緯があるため、青ベルトや電動エンジンの準備を急ぐ前に、研究順を先に確認しておく流れになる。
自分も青パックの研究を後回しにして、青ベルトを量産したい段になってから潤滑油がまだ解禁されていないと気づき、工場の組み直しを迫られたことがある。
先に把握していれば、配管も研究順もずっと素直に組めます。
前提となる『潤滑油』技術
潤滑油の生産は、化学プラントで重油10から潤滑油10を1秒で作る流れが基本です。
モジュールなしでも化学プラント1台あたり毎秒10潤滑油を出せるので、必要台数の逆算は「目標潤滑油(毎秒)÷10」で足ります。
潤滑油は流体なのでベルト輸送できず、青ベルトや電動エンジンを作る組立機へはパイプで直結する設計になります。
ここを曖昧にすると、後で生産ラインを増やしたいのに流体入力側が詰まりやすくなるので、最初から配管の余白を見ておくと運用が楽です。
化学サイエンスパック段階で解禁
潤滑油技術は化学サイエンスパック、つまり青パック段階で研究する前提です。
0.17.60で青パック側へ移動したため、青ベルトを本格的に使う局面では、すでに潤滑油ラインが動く状態まで進めておくのが自然でしょう。
自分はこの順番を外して、解禁前なのに青ベルト関連の増産だけ先に考えてしまい、後から研究工場を立て直す羽目になりました。
だからこそ、青パックに入った時点で潤滑油の位置づけを先に押さえておくと、設備計画がぶれません。
重油の安定供給は進化版石油処理から
潤滑油の原料である重油は、進化版石油処理で安定供給するのが定石です。
原油100と水50から、5秒で重油25・軽油45・石油ガス55を生産できるので、ここで出た重油の一部を潤滑油へ、残りを重油クラックへ分ける発想がそのまま設計の要になります。
基本の石油処理では重油が出ないため、解禁前からラインだけ確保しておき、研究完了と同時に接続する形にしておくと無駄がありません。
自分も進化版石油処理を解禁した直後、重油の配管を潤滑油側にしか引いておらず、軽油が枯れて慌てたことがあります。
重油は分岐させて使う前提だと最初から二股にしておくべきで、終盤まで必要になる潤滑油ほど、その余白設計が効いてきます。
化学プラント1台基準の必要台数の逆算
化学プラント1台あたりの基準は、毎秒10潤滑油です。
ここで迷いやすいのは、レシピを丸暗記しようとするほど計算が逆に鈍る点でしょう。
見るべきなのは「何を何本作りたいか」ではなく、消費先が毎秒どれだけ潤滑油を吸うかであり、その合計を起点に台数を逆算する流れです。
消費先から必要潤滑油/秒を積み上げる
自分が設計を組むときは、まず潤滑油を使う先を全部並べます。
青ベルト、機械アーム、そしてほかの生産ラインまで含めて、毎秒どれだけ消費するかを積み上げると、必要量は自然に見えてきます。
ここを先に固めると、あとから化学プラントを増やしたり減らしたりする判断がぶれません。
レシピ表を眺めるより、消費側から逆算したほうが設計の筋が通るのです。
÷10で台数を求める
必要潤滑油/秒が出たら、化学プラントの台数はその数を10で割れば決まります。
たとえば青ベルトを毎秒1本作るなら潤滑油は毎秒20必要なので、化学プラントは20÷10で2台になります。
こうして数式に落とすと、台数を感覚で置く必要がなくなり、過不足のない構成に近づきます。
足りないときはライン全体が詰まり、余らせすぎると施設だけ増えて重くなるため、この単純な割り算が設計の芯になるでしょう。
モジュールと重油供給の影響
速度モジュールを化学プラントに入れると、1台あたりの処理量は上がります。
ただし同時に重油消費も比例して増えるため、台数だけ減らしても供給側が追いつかなければ律速は移るだけです。
自分もメガベース設計で速度モジュールを入れて台数を半分にしたあと、今度は重油が足りず、結局精製所を増設することになりました。
モジュールは便利ですが、重油に余裕があるときの選択肢として扱うのが筋です。
また、重油の供給量が潤滑油需要に届いていないなら、化学プラントを増やしても出力は伸びません。
台数計算と同時に『進化版石油処理』の精製所が足りているかを確認し、供給と需要の順序を崩さないことが求められます。
自分は青ベルトを一気に張り替えた瞬間に潤滑油タンクが空になり、生産が止まった経験が何度もあります。
平均需要で台数を決め、瞬間のブレはタンクで受ける。
この設計にしておくと、実戦でかなり安定します。
潤滑油と重油クラックの取り合いを両立させる
重油は、潤滑油を作るための原料でもあり、重油クラックで軽油を増やすための原料でもあります。
しかも重油クラックは重油40と水30から軽油30を2秒で吐き出すので、同じ重油をどちらに回すかで工場全体の流れが変わります。
潤滑油を優先しすぎると軽油や石油ガスが止まり、クラックを優先しすぎると潤滑油が枯れる。
この取り合いを回路で解くのが、石油処理の腕の見せどころです。
重油は潤滑油とクラックの取り合い
自分は最初、この分岐を手動でいじっていました。
バルブを開け閉めしている間はなんとか回っても、目を離した瞬間に重油が溢れるか、逆に潤滑油が足りなくなるかのどちらかです。
そこで気づくのが、潤滑油は「作り続けたい資源」ではなく「ある程度ためてから使う資源」だということでした。
青ベルトや電動エンジンの需要は断続的なので、毎秒ぴったり供給するより、少し厚めの備蓄を持たせたほうが工場は安定します。
20kしきい値での自動切り替え制御
解決策は単純で、潤滑油タンクの容量を見て重油の行き先を切り替えることです。
潤滑油タンクが20kに達したら重油を重油クラックへ回し、20kを下回ったら潤滑油生産を再開する。
この20kしきい値にしてからは、放置でも重油が溢れず枯れず、石油処理で最も投資対効果の高い回路のひとつだと断言できます。
実際、5kで組んだときは青ベルトを大量クラフトした瞬間に潤滑油が尽きて止まり、バッファの薄さを痛感しました。
20k前後まで持たせておくと、瞬間需要を吸収しながら普段は余剰重油をクラックへ流せます。
ℹ️ Note
潤滑油の需要は爆発的ですが断続的なので、しきい値は「枯らさない」より「少し余らせる」側に寄せるほうが安定します。
進化版石油処理のレシオ目安
石油ガスを最大化したいなら、精製所:重油クラック:軽油クラック=20:5:17、簡易版なら8:2:7が目安になります。
ここに潤滑油ラインを足すときは、既存の比率を崩して別系統を作るのではなく、重油の分岐先をひとつ追加する感覚で組み込むと扱いやすいです。
つまり、重油を「潤滑油に回すか、クラックに回すか」をタンク残量で自動選択しつつ、全体の石油ガス・軽油の流れはレシオで保つ。
こうしておくと、潤滑油の備蓄と石油処理の最大化を両立しやすくなります。
潤滑油を消費するアイテムと必要量
潤滑油の使い道は、見た目以上に「何をどれだけ一気に作るか」で決まります。
青ベルト系と超高速分配器、そして電動エンジンユニットが消費の中心で、どれもクラフトが走った瞬間に潤滑油をまとめて引き落とします。
だから必要量は、完成品の本数だけでなく、生産ラインの立ち上げ方まで含めて見ておく必要があります。
青ベルト系
潤滑油を最も分かりやすく食うのが青ベルト系です。
超高速搬送ベルト、つまり青ベルトは高速搬送ベルト1と歯車10に潤滑油20を使い、0.5秒で1個できます。
超高速地下ベルトは2個まとめて作るレシピで、高速地下ベルト2、歯車80、潤滑油40という構成ですから、1個あたりに直すと潤滑油20になります。
さらに超高速分配器は高速分配器1、歯車10、発展基板10に潤滑油80を使い、2秒で1個です。
ここが重い。
青ベルト本体は1個20と軽く見えても、実際は本数が膨らみやすいので、総消費では真っ先に潤滑油を押し上げる存在になります。
電動エンジンユニット
もうひとつの大口消費先が電動エンジンユニットです。
エンジンユニット1、電子基板2、潤滑油15で1個、クラフト時間は10秒と長めですが、ここで油を使うことを忘れやすいのが落とし穴でしょう。
自分もロボット物流を本格導入したとき、電動エンジンの需要を読み違えて潤滑油が慢性的に不足しました。
電動エンジンは建設ロボットや物流ロボットの材料になるので、ベルトを増やしたとき以上に、工場全体の潤滑油負荷を押し上げます。
ロボット工場を回すなら、ここは最初から計算に入れておきましょう。
消費は瞬間的でタンク備蓄が効く
潤滑油は継続的に少しずつ減るというより、クラフトの瞬間にまとまって引かれるのが特徴です。
青ベルトの工場を作って「なぜか潤滑油がすぐ尽きる」と悩んだことがありましたが、原因は一度に何百本もクラフトしていたことでした。
瞬間需要が桁違いだったわけです。
そこでタンクを足して備蓄を厚くしたら、流れが急に安定しました。
実需を読むなら、作りたい量から逆算するのが筋です。
たとえば青ベルト毎秒1本を目標にするなら、そのレシピの潤滑油20を基準に毎秒あたりの必要量を出し、化学プラント1基が10を処理する前提で台数を決めます。
青ベルト、地下ベルト、分配器、電動エンジンの4系統を同じ考え方で並べると、どこにどれだけ流し込めばいいかが見えます。
前章の20kバッファとタンク備蓄が効く理由も、ここでつながるのです。
Space Ageの潤滑油:バイオ潤滑油という選択肢
バイオ潤滑油は、Space Ageでグレバに足を運ぶほど価値が見えてくる別ルートです。
ゼリー60から潤滑油20をバイオチャンバーで3秒で生産でき、バイオフラックス処理(Bioflux processing)の研究で解禁されます。
原油を探して足が止まる場面でも、ゼリーが回り始めれば潤滑油の現地調達へ切り替えられるので、重油前提で考えていた導線が一気にほどけます。
バイオ潤滑油のレシピ
レシピそのものはシンプルですが、意味は小さくありません。
バイオチャンバーでゼリー60を潤滑油20へ変換する構造は、有機物をその場で工業資材に変える発想で、グレバの資源循環と噛み合っています。
化学プラントを組む前の立ち上がり段階でも潤滑油を確保しやすく、ベルトや設備の初期導入を止めにくいのが強みです。
グレバでの現地調達ルート
自分もグレバ初上陸時は、いつもの重油ルートの感覚で潤滑油を作ろうとして、原油が見つからず手が止まりました。
そこでバイオ潤滑油に切り替え、ゼリーから現地調達へ移した途端、グレバ開発が一気に回り出したんです。
原油の輸送や掘削を待たずに前へ進めるので、遠征先での立ち上げ速度がまるで変わります。
ℹ️ Note
グレバでベルトや設備を現地生産したい局面では、バイオ潤滑油の価値がいちばんわかりやすく出ます。
重油ルートとの使い分け
重油ルートは、バニラでもSpace Ageでも常に使える基本の選択肢です。
ノーヴィスの本拠地のように重油が安定して入る場所では、あえてバイオ潤滑油へ寄せる必要はなく、従来通り化学プラントで組んだほうが素直に回ります。
実際に試すと、ルートは惑星ごとに分けたほうが運用が楽でした。
グレバではバイオ潤滑油、ノーヴィスでは重油、という切り分けがいちばんおすすめです。
両ルートの最終生成物は同じ潤滑油なので、どちらが上かではなく、どの惑星で何を優先するかで選べばよいでしょう。
重油が乏しい前線ではバイオ潤滑油が助けになり、本拠地では重油ルートが安定します。
この切り替えを覚えておくと、Space Ageの資源制約がぐっと扱いやすくなります。
しましょう。
Takuma
Factorio 3,000時間超。1k SPM メガベースを複数パターンで達成した生産ライン設計のスペシャリスト。本業のプラントエンジニアの知識を工場最適化に応用しています。