原油精製の効率ライン 20:5:17で組む完全レシピ
Factorio の原油精製は、原油を重油・軽油・石油ガスへどう振り分けるかで中盤の流れが決まる、比率設計の中心だ。基礎オイル精製は100原油から石油ガス45を5秒で作る最小構成として優秀ですが、高度オイル精製は50水+100原油から3種を同時に吐き出すため、石油ガスだけを欲しがると重油と軽油が先に詰まり、
原油精製の効率ライン 20:5:17で組む完全レシピ
Factorio の原油精製は、原油を重油・軽油・石油ガスへどう振り分けるかで中盤の流れが決まる、比率設計の中心だ。
基礎オイル精製は100原油から石油ガス45を5秒で作る最小構成として優秀ですが、高度オイル精製は50水+100原油から3種を同時に吐き出すため、石油ガスだけを欲しがると重油と軽油が先に詰まり、精製所全体が止まります。
自分も初めて高度オイル精製に切り替えたとき、石油ガスばかり追って重油タンクを満タンのまま放置し、電力は足りているのに精製所が丸ごと止まって1時間はまりました。
だからこそ、重油クラッキングと軽油クラッキングで流れを整え、黄金比を理解して設計することが、そのまま安定生産への近道になります。
完成形のゴール:石油精製所が止まらず石油ガスが流れ続ける状態
原油を高度オイル精製にかけると、石油ガス55、軽油45、重油25が同時に出ます。
ここで詰まるのは、需要が石油ガスに寄っていても3種すべてに出口を作らないと精製所が止まるからです。
完成ラインのゴールは、石油ガスを流し切り、重油と軽油の余りを別ルートへ逃がし続ける状態にあります。
自分も最初は「石油ガスだけ欲しいのに、なぜ3種も出てくるんだ」と戸惑いましたが、3種すべてに行き先を用意する前提に変えた途端、ラインが急に安定しました。
原油から出てくる3つの液体と、それぞれの行き先
高度オイル精製は、100原油と50水から重油25・軽油45・石油ガス55を一度に吐き出すレシピです。
重要なのは、これは単なる副産物の列挙ではなく、流量の釣り合いを崩すと機械が止まる設計だという点でしょう。
特に用途の少ない重油が先に滞留しやすく、そこから軽油、石油ガスの順に全体が詰まっていきます。
だから完成ラインでは、最初から「3種をどう捌くか」を配線ごと考える必要があります。
なぜ石油ガスを主役に据えるのか
石油ガスはプラスチック、硫黄、固形燃料の原料になり、消費先が多いぶん最も回転率を上げやすい液体です。
重油と軽油はそのままだと需要の受け皿が狭いので、クラッキングで石油ガスへ落として需要の偏りを吸収します。
流れは、重油→軽油→石油ガスの一方向変換です。
自分はこの設計思想を掴んでから、ラインの主役が「原油」ではなく「石油ガス」だと理解できました。
完成形の比率は20:5:17(実用版8:2:7)
石油ガス最大化の黄金比は、精製所20:重油クラッキング5:軽油クラッキング17です。
各レシピの流量を合わせるとこの比率に収束し、1サイクルで出る3種を過不足なく石油ガスへ寄せられます。
とはいえ、完成形の20:5:17を最初から組もうとして配線が破綻した経験があるので、中盤は実用版の8:2:7で1ユニットを作って動かし、そこから増設するのがおすすめです。
完成ラインは『3種を石油ガスに集約する流れ』と『余剰を固形燃料に逃がす安全弁』の二本柱で組むと、止まりにくさが一段上がります。
基礎オイル精製のレシピ:まずは石油ガスだけ作る
基礎オイル精製は、100原油を5秒で石油ガス45に変える最初の分岐点です。
水を使わず、原油と石油精製所だけで立ち上がるので、オイル処理の研究直後に最小構成で動かせます。
序盤はまずこの流れを作り、石油ガスの供給を安定させるところから始めましょう。
基礎オイル精製のレシピと数値
レシピだけ見れば単純ですが、ここに入門としての価値があります。
基礎精製は水ラインを引かなくてよいぶん配置がシンプルで、初めて石油処理を触る段階でも精製所の挙動を覚えやすいのが利点です。
自分も初回プレイではこの形でしばらく粘りましたが、設備が少ないほど全体像をつかみやすく、原油処理の基本を体に入れる練習台としてちょうど良かったです。
精製所1台あたりの毎秒産出量
精製所1台あたりの産出は毎秒9石油ガスです。
数値としては控えめに見えますが、プラスチックや硫黄の初期需要ならこの速度で十分回る場面が多く、序盤にいきなり高度精製へ飛びつく必要はありません。
むしろ、必要量を見極めながら石油ガスだけを先に安定供給できるかどうかが、油処理を詰まらせない判断軸になります。
まずはこの毎秒9という基準で、どの消費先まで賄えるかを見てみてください。
基礎精製で十分なフェーズと卒業の目安
基礎精製の限界は、軽油と重油を一切作れない点にあります。
つまり、固形燃料や潤滑油、ロケット燃料が必要になった瞬間に行き詰まる構造で、石油ガスしか使わないうちは粘れても、材料要求が広がると止まります。
自分はここで長く引っ張りすぎて、固形燃料が欲しいのに作れず詰まりました。
あのとき高度精製の存在を先に意識していれば、切り替えはもっと滑らかだったはずです。
卒業の目安は、化学サイエンスパックの研究が進み、軽油由来の固形燃料や潤滑油を欲しくなったタイミングです。
逆に言えば、その段階に届くまでは基礎精製で十分戦えます。
石油ガスの用途だけで回している間は、無理に複雑化させるより、シンプルな配置で精製所の挙動を理解しておくほうが後々の設計に効いてきます。
高度オイル精製のレシピ:重油・軽油・石油ガスの3種を同時に得る
高度オイル精製は、50水と100原油から重油25、軽油45、石油ガス55を5秒で生み出すレシピです。
化学サイエンス段階の研究で解禁され、ここからは原油だけでなく水の供給ラインまで含めて設計する必要が出てきます。
自分も最初は石油ガスの量だけを見て「研究した意味あった?」と感じましたが、後工程までつなぐと評価が一気に変わる方式です。
高度オイル精製のレシピと3種出力
高度精製の強みは、石油ガスを吐き出すだけでなく、重油と軽油も同時に取り出せる点にあります。
50水+100原油→重油25・軽油45・石油ガス55という3種出力は、単なる副産物ではなく、後段のクラッキングや燃料系統まで含めた全体最適の起点になる構成です。
出力が3つに分かれるぶん配管は少し複雑になりますが、その代わり詰まりやロスを別の工程で吸収しやすくなります。
高度精製は『重油・軽油の行き場』を同時に設計してこそ真価が出る、ということです。
基礎精製との効率比較(毎秒9 vs 約19.5)
基礎精製は石油ガスを毎秒9生み出しますが、高度精製は同じ石油ガス55を得ながら重油と軽油まで抱えています。
ここで重油と軽油をクラッキングで石油ガスへ落とすと、精製所1台あたり毎秒約19.5に届き、効率は2倍以上になります。
自分が切り替え直後に違和感を覚えたのもこのためで、石油ガスの見た目の増加は控えめでも、実際は後段まで含めた総量が伸びているわけです。
数字だけを追うと見落としやすいですが、設計全体で見ると差ははっきりします。
水の供給ラインを忘れずに引く
高度精製は水が止まるとそのまま止まります。
50水を毎サイクル消費するので、給水ポンプとパイプの容量を石油ガス側の需要に合わせて先に確保しておかないと、精製所が断続的に止まって流量が安定しません。
自分は細いパイプ1本で済ませたせいで供給が追いつかず、ラインが詰まるたびに「原料不足」の表示を見て直す羽目になりました。
給水は太めに引く、これが後で効いてきます。
クラッキングまで見据えるなら、水のボトルネックを最初に潰しておく設計がいちばんおすすめです。
クラッキングのレシピ:重油→軽油→石油ガスへ落とす
高度オイル精製は50水と100原油から重油25、軽油45、石油ガス55を同時に取り出すレシピで、化学サイエンス段階で解禁されます。
基礎精製の毎秒9に対して、クラッキングを組み合わせると精製所1台あたり毎秒約19.5まで石油ガスを伸ばせるので、原油の使い方を一段上で組み直すための分岐点になるでしょう。
しかもこの流れは水の供給が前提ですから、原油処理の設計と給水網を切り離して考えないほうが安定します。
重油クラッキングのレシピ(40重油→軽油30)
重油クラッキングは30水と40重油を化学プラントに入れ、2秒で軽油30へ変換します。
余った重油を下流へ落としてタンクの滞留を防ぐ役割があり、高度オイル精製でまず詰まりやすいのがこの層です。
重油はロケット燃料や潤滑油の素材にも使うため、全部を捨てるのではなく、需要を見ながら軽油へ流す逃がし口を作る発想が役立ちます。
自分も最初はここを忘れて重油タンクを満タンにし、精製所全体を止めてしまいました。
だから今は、精製所を建てたら重油クラッキングを必ずセットで置くようにしています。
軽油クラッキングのレシピ(30軽油→石油ガス20)
軽油クラッキングは30水と30軽油を2秒で石油ガス20に変えます。
数値だけ見ると変換後の量が少なく見えますが、ここは石油ガス最大化ラインの要で、軽油を滞留させず最後まで落とし切るための段です。
自分は以前、軽油クラッキングを1台だけ置いて石油ガスがまるで増えず、レシピを見直して20を20へ回すつもりで台数を増やしてようやく流量が噛み合いました。
軽油が余るか石油ガスが足りないかで台数調整の答えが変わるので、下流の消費先を見ながら並べると設計がぶれません。
クラッキングが一方向である理由と注意点
クラッキングは重油から軽油、軽油から石油ガスへ落とす一方向だけで、逆変換はできません。
石油ガスから軽油や重油を作れない以上、上流の出力比率を需要に合わせて組むしかなく、どこか一段でも詰まると全体が逆流のように停滞します。
だから高度精製の50水に加えて、重油クラッキングと軽油クラッキング分の給水も見込んでおく必要があります。
水が足りないと高度精製の55石油ガスも、クラッキングによる押し上げも止まるため、配管の太さやポンプの配置まで含めて見ておくと安定します。
石油ガス最大化の黄金比 20:5:17 をレシピから逆算する
石油ガスを最大化する比率は、精製所20に対して重油クラッキング5、軽油クラッキング17で落ち着きます。
高度精製の重油25と軽油45という出力に、40重油→30軽油、30軽油→20石油ガスという変換を当てはめると、どこか一段でも余らせると全体が詰まるため、この数字に収束するわけです。
暗記よりも流量のつながりで見ると、なぜ軽油クラッキングが先に足りなくなるのかが見えてきます。
20:5:17が出てくる流量計算の流れ
計算は二段で考えると整理しやすいです。
まず精製所が吐き出す全重油を重油クラッキングで軽油に落とし、その軽油を元から出る軽油と合流させたうえで、最後に軽油クラッキングで石油ガスへ変えます。
ここでボトルネックになりやすいのは軽油クラッキング段で、重油を減らすだけでは石油ガスの出口は増えません。
自分も最初は比率だけを覚えていましたが、ビーコンを足した瞬間に重油があふれ、比率はその時点の処理速度に対する相対値だと痛感しました。
この見方に立つと、規模を変えてもやることは同じです。
精製所が出す重油を先に片づけられる台数を決め、次にその軽油と元の軽油を全部さばける台数を決める。
計算の順番を固定しておけば、ユニットを拡大しても迷いません。
中盤で組みやすい実用版8:2:7
中盤で扱いやすいのは8:2:7です。
配線を変えずに2倍、3倍へ伸ばしやすく、まずこの単位で動かしてから増設するほうが、現場では扱いやすいでしょう。
理想比の20:5:17はきれいですが、最初からそこを狙うより、小さなユニットを複製して伸ばすほうが、石油ガス量を段階的に増やせます。
実際に8:2:7のユニットを2つ並べて16:4:14にしたときは、ほぼ詰まりなく石油ガスが倍増しました。
大きい比率を一発で組むより、まず小ユニットで安定させてから複製する設計のほうが、後からの修正も少なくておすすめです。
自分の鉄板はずっとこれで、最初にこの型へ寄せておくと作業がかなり楽になります。
モジュール・ビーコンを挿すと比率がずれる
注意したいのは、モジュールやビーコンを入れた瞬間に最適比が変わることです。
精製所とクラッキングの処理速度が同じではなくなるので、20:5:17をそのまま固定値として扱うと、どこかで重油か軽油が滞留します。
自分も20:5:17を暗記して使っていましたが、ビーコンを足した途端に重油が溢れ始めました。
だから、モジュール構成を変えたら比率を再計算しましょう。
速度が上がるほど、どの段が先に詰まるかも変わります。
見た目は同じレイアウトでも中身の流量は別物になるので、増設前に一度見直してみてください。
ラインが詰まる原因と対処:重油・軽油が溢れて精製所が止まる
高度オイル精製は、化学サイエンス段階で解禁される50水+100原油の上位レシピで、重油25・軽油45・石油ガス55をまとめて生み出せます。
水の供給が前提になるぶん立ち上がりは少し重いですが、基礎精製の毎秒9に対して、クラッキング込みなら精製所1台あたり毎秒約19.5まで伸びるので、同じ原油から取り出せる石油ガス効率が一気に変わります。
1種でも詰まると精製所が全停止する仕組み
高度精製でまず押さえるべきなのは、重油・軽油・石油ガスのどれか1種でも出力先が満タンになると、精製所全体が止まることです。
石油ガスが流れていても重油タンクが詰まれば止まるし、軽油だけが余ってもラインは停止します。
自分が一番ハマったのがここで、重油タンク満タンのせいで精製所が全停止し、電力もパイプも正常なのに原因が分からず1時間溶かしました。
重油の出口さえ作れば一瞬で直ったので、最初に覚えるべきなのは「1本の詰まりが全体停止に直結する」仕組みだといえます。
重油が余る場合の対処(優先クラッキング)
重油は潤滑油以外の使い道が少なく、ラインの中で真っ先に溢れやすい液体です。
だからこそ、重油クラッキングを優先稼働させて、潤滑油に回すぶんだけ残し、余った分は軽油へ落として滞留を消す設計が効きます。
ここで回路条件を使い、「タンクが一定量を超えたらクラッキングを動かす」需要追従にすると、平常時はクラッキングを止めて液体を温存し、溢れそうな瞬間だけ逃がせます。
手動で優先度をいじる運用より安定しやすく、後から見てもラインの意図が読みやすい構成です。
余剰を固形燃料に逃がす安全弁の作り方
軽油や石油ガスが余る場合は、固形燃料へ逃がす安全弁を1基置くのが定石です。
特に固形燃料は軽油10:1が最効率なので、軽油の余りを受け止める先として相性がよく、余剰処理を兼ねた保険になります。
自分の環境でも、この安全弁を1基入れてからは需要変動で精製所が止まることがほぼ無くなりました。
ラインが伸びたあとに慌てて足すより、最初から組み込んでおくほうが後悔しません。
用途別の出口設計:固形燃料・潤滑油・コール液化の使い分け
固形燃料、潤滑油、コール液化の3本を用途別に分けて考えると、精製ラインの迷いがかなり減ります。
まずは軽油を固形燃料の母体に回し、重油は潤滑油の確保を優先し、石油ガスはプラスチックと硫黄の需要を起点に逆算するのが基本線です。
余りをどこへ流すかではなく、どの用途を先に満たすかで出口を設計すると、精製所の台数と配管の詰まり方まで見通しやすくなります。
固形燃料は軽油が最効率(10:1)
固形燃料への変換効率は軽油10:1が最良で、重油と石油ガスはそれぞれ20:1になります。
比率だけ見ても、固形燃料を量産するなら軽油から作るのが最も無駄が少なく、余剰分の処理先としても扱いやすいです。
自分もロケット燃料用に固形燃料を大量生産したとき、石油ガスから回してしまって需要を圧迫しましたが、軽油10:1へ組み替えてからは石油ガスに余裕が出て、ライン全体が落ち着きました。
固形燃料をどう確保するかは、石油ガスを食い潰さない設計にできるかで決まります。
重油は潤滑油へ、余りはクラッキング
重油の主用途は潤滑油の生成です。
組立機3やロボットの製造に必要になるため、まずはこの需要を切らさないことが先で、そこを超えた重油は軽油へクラッキングするのが基本方針になります。
重油を単なる余りとして扱うと後で足りなくなりがちですが、潤滑油の確保量を先に決めておけば、過不足の判断が一気にしやすくなるでしょう。
つまり、重油は「残ったら使う」ではなく、「必要量を押さえたうえで流す」資源です。
ここを曖昧にしないだけで、精製所の止まり方がかなり減ります。
コール液化という選択肢(重油起点の精製)
石油ガスはプラスチック・硫黄・固形燃料の原料で、需要の中心に置かれやすい資源です。
だからこそ、プラスチックと硫黄、さらに硫酸まで含めて必要量を見積もり、その要求を満たすように精製所台数を逆算していくのが筋になります。
石油ガスを先に余らせるより、必要な先を起点に供給を決めたほうが、後から配管を組み替える手間が少なくて済みます。
固形燃料の母体を石油ガスに寄せすぎると、他の化学ラインが詰まりやすい点も見逃せません。
コール液化は10石炭+25重油+50蒸気から重油90・軽油20・石油ガス10を取り出せるので、石炭から重油を増やしたい局面で役に立ちます。
自分はメガベースで原油が薄くなったときにこれへ切り替え、重油起点で精製を回して延命できました。
とはいえ、これは重油過多を前提にしたレシピです。
原油が詰まり気味でも重油を厚く持ちたいときにはが、軽い気持ちで常用すると逆に設計が重くなります。
使いどころを選んで試してみてください。
Takuma
Factorio 3,000時間超。1k SPM メガベースを複数パターンで達成した生産ライン設計のスペシャリスト。本業のプラントエンジニアの知識を工場最適化に応用しています。