Factorio序盤|最初に作る生産ライン
Factorioの序盤は、手動クラフトから抜け出して赤サイエンスの自動生産にたどり着くまでを、採掘・製錬・歯車・研究の4本で整理すると驚くほど見通しがよくなります。
Factorio序盤|最初に作る生産ライン
Factorioの序盤は、手動クラフトから抜け出して赤サイエンスの自動生産にたどり着くまでを、採掘・製錬・歯車・研究の4本で整理すると驚くほど見通しがよくなります。
電気採掘機の0.5個/秒と石の炉の精錬速度3.5秒を基準に台数をそろえれば、採掘機1台に対して炉2台という比率が自然に決まり、なぜその配置になるのかも数字で追えます。
自分も最初のプレイでは全部を手動で抱え込んで研究が止まりましたが、鉄板ラインを1本自動化した瞬間に流れが一変しました。
歯車と電子基板は消費される場所の近くで作り、赤サイエンスまでつなげれば、今は最小構成でも後でそのまま拡張できる形に整えられます。
序盤のゴール:手動クラフトから自動化へ
Factorioの序盤は、赤サイエンスを手動で回す段階で終わりではありません。
自動化サイエンスパックが研究所へ自動供給され、技術ツリーが自走し始めた瞬間に、ようやく工場づくりの本番へ入ります。
ここまで来ると、採掘、製錬、拡張、防衛に割ける手が一気に増えます。
『序盤』が終わるのは赤サイエンス自動化の瞬間
自動化サイエンスパック(赤)の研究コストは技術ツリー最序盤で開放され、ゲーム進行の起点になります。
初プレイで赤サイエンスを手で作り続けていたころは、研究1個に何分も取られ、工場を広げるどころか、次の資材を取りに行く動きすら止まりがちでした。
ところが自動化に切り替えた途端、研究速度は体感で5倍ほどに伸び、やっと「拠点を育てている」という感覚が生まれました。
序盤のゴールは、研究所が待っていれば赤サイエンスが流れてくる状態まで持っていくことです。
手動クラフトを続けると詰む理由
手動クラフトを引きずると、プレイヤーの手は常にふさがります。
採掘に行く、建てる、燃料を補給する、防衛ラインを見る、その全部が細切れになり、どこかを触ればどこかが止まる。
ここで自動化は「楽をするため」の仕組みではなく、次の作業をする時間を生み出す投資だと捉えるべきです。
友人に勧めたときも「何から作ればいいか分からない」と固まっていましたが、採掘→製錬→歯車→赤サイエンスの順を口頭で渡しただけで、すぐ自分の工場を組み始められました。
自動化の優先順位:採掘→製錬→歯車→赤サイエンス
優先順位が一直線なのは、下流が必要とする素材を上流から順に整えるのが最も無駄がないからです。
出発点は電気採掘機の採掘速度0.5個/秒、つまり鉱石1個あたり2秒という基準で、ここから炉の数もベルトの本数も決まります。
石の炉は鉄板1枚を3.5秒で処理するため、電気採掘機1台に対して石の炉2台が基本になります。
黄色搬送ベルトの15個/秒という流量にはまだ余裕があるので、序盤は「足りないぶんを先に詰める」より、鉄板の自動製錬ラインをきれいに立ち上げるほうが後で効きます。
2本目の銅板ラインは、鉄板ラインの複製で進めてしまって構いません。
序盤は赤サイエンス、ベルト、インサータ、電柱で鉄の消費が先に膨らむため、鉄を大きめに作る設計が安定します。
歯車は鉄板2枚で1個、銅線は銅板1枚で2本、電子基板は鉄板1枚と銅線3本で1個ですから、スパゲッティを避ける核心は「消費される場所で中間素材を作る」ことになります。
歯車を鉄板の隣、銅線を電子基板の隣に置けば、搬送距離が短くなり、ライン全体の見通しも崩れません。
赤サイエンスは歯車1個と銅板1枚で5秒かかり、組立機1の製作速度0.5を踏まえると実質10秒に1個のペースです。
組立機を研究所の1~2マス隣に置いてインサータで直結すれば、組立機1台と研究所1台の最小ペアで研究は自動化できます。
最初は小さく始めて、鉄板と銅板の2本から足していく。
この発想が、そのままメインバスの最小4レーンにもつながります。
序盤で覚えるべきなのは、広く作ることではなく、必要な順に自走させることです。
ライン1:鉄板の自動製錬を組む
鉄板の自動製錬ラインは、Factorio 序盤で最初に固定したい土台です。
電気採掘機を鉄鉱石の鉱床に並べ、掘れた鉱石を石の炉へ流し、できあがった鉄板をベルトで工場中央へ戻すだけで、以後の歯車、ベルト、インサータ、赤サイエンスまでの流れが一気に楽になります。
ここで配置の癖をつかんでおくと、後の銅板ラインや中間素材ラインにもそのまま応用できます。
電気採掘機を鉄鉱石鉱床に並べる
最初の配置は、鉱床の上に電気採掘機を並べるところから始まります。
採掘機は鉱石を掘る役だけでなく、その先にある炉とベルトの流れまで決める基準点でもあるため、ただ詰め込むより、正面に炉2台分の余白を残して置く形が安定します。
自分も最初はスペースを考えずに採掘機を詰めすぎ、あとから炉が置けずに組み直したことがありました。
あの手戻りは、最初から避けておきたいところです。
採掘機を一直線に並べると、鉱石の流れが読みやすくなり、インサータの向きもそろえやすくなります。
ここで欲張って複雑にせず、まずは「掘る場所」と「受け渡す場所」を分けて考えるのがコツでしょう。
採掘機の正面を空けておけば、後から炉を増やすときも線を崩さずに済みます。
石の炉へ鉱石と石炭を搬入する配置
石の炉に必要なのは鉱石だけではありません。
燃料として石炭が要るので、鉱石を運ぶラインと石炭ラインを分け、炉の背面側に石炭を通す形にすると、搬入の流れが整理されます。
鉱石搬入・燃料搬入・鉄板搬出の3方向を最初から意識しておくと、どの面に何を置くかが自然に決まり、炉の前後がごちゃつきません。
自分は最初、炉に石炭を入れ忘れて「なぜ動かないのか」と10分ほど悩みましたが、原因は単純で、3方向の発想が抜けていただけでした。
インサータでの搬入搬出も、この段階で覚えてしまうと後が速いです。
鉱石は炉の片側から、石炭は背面から、鉄板は反対側へ出すと流れがぶつかりにくくなります。
黄色搬送ベルトは15個/秒を運べるので、序盤の鉄板生産なら1本で余裕があります。
ベルトが詰まる前に、まずは炉の入口と出口の向きを整えましょう。
採掘機1:石の炉2の比率を守る理由
石の炉は鉄板1枚あたり3.5秒で精錬します。
電気採掘機は0.5個/秒で鉱石を供給するため、採掘機1台が供給できる鉱石量は、石の炉2台でちょうど受け止める形になります。
これが採掘機1:石の炉2の基本比率です。
数字だけ見ると地味ですが、この比率を守ると、採掘機が掘りすぎて余ることも、炉が足りずに停滞することも起きにくくなります。
鋼の炉に置き換えると精錬速度は2倍になり、比率は1:1になります。
序盤は石の炉で十分ですが、後で鋼の炉へ差し替える前提で余白を残しておくと、ラインの拡張がかなり楽です。
まずは石の炉で回し切り、のちに鋼の炉へ更新する。
そういう段階設計にしておくと、赤サイエンスまでのつなぎが滑らかになります。
ライン2:銅板を鉄板と同じ要領で量産
鉄板ラインが整ったら、銅板はその構成をそっくり銅鉱床へ移すだけで組めます。
採掘機、石の炉、ベルト、インサータの並びをそのまま流用できるので、2本目は設計を考え直す手間がほとんどありません。
むしろここで欲張って作り替えるより、まずは同じ型を素早くもう1本立ち上げたほうが、その後の拡張が滑らかになります。
鉄板ラインをコピペして銅鉱床に置く
銅板ラインは、鉄板ラインの完成形を見ながらそのまま複製するのがいちばん楽です。
採掘機の間隔も、炉の列も、ベルトの引き方も同じで構いません。
配置を一から考えると手が止まりやすいですが、鉄で作った型を使えば判断が減り、序盤の建設速度が一気に上がります。
自分も以前、銅を鉄と同じ規模で作ってしまい、銅板が余りまくったことがありました。
そこで実感したのが、序盤は銅を広げすぎないほうが扱いやすいということです。
なぜ鉄を先に・銅を後にするのか
序盤は鉄板の消費量が銅板を大きく上回ります。
赤サイエンス、搬送ベルト、インサータ、電柱はほぼ鉄を食うので、工場の立ち上げでは鉄が先に詰まりやすいのです。
だから鉄板ラインを先に、しかも少し大きめに作るのが基本になります。
体感としては鉄7:銅3くらいの感覚がちょうどよく、銅は控えめで足ります。
鉄が回り始めて初めて、銅の出番が安定してくる流れです。
銅板ラインは黄色ベルト1本、つまり15個/秒で十分です。
鉄板ラインと同じ規模にそろえる必要はなく、銅は必要量に合わせて細く運べばいいでしょう。
自分は一度、鉄と銅を同じ勢いで作ってしまい、銅が余って保管箱の前にまで滞留した経験があります。
そこから学べるのは、銅は「あとで困らない程度」に抑えるほうが、炉もベルトも無駄になりにくいということです。
2本のベルトを工場中央へ集約する
鉄板と銅板の2本を別ベルトで工場中央へ平行に引いてくると、その時点でメインバスの芽ができます。
後から歯車や電子基板のレーンを足しやすくなるので、最初から中央へ向けて流しておく価値は大きいです。
逆に、鉄ラインと銅ラインを離れた場所に作ると、あとでベルトを長々と引き直す羽目になります。
自分もそれで拡張を面倒にしたことがあり、最初から2本を並走させて中央に寄せるほうが、のちの増設がずっと楽だと痛感しました。
ライン3:歯車と電子基板を作る中間素材ライン
歯車と電子基板は、Factorio の自動化が一段階進んだことを実感しやすい中間素材です。
赤サイエンスに必要な歯車は鉄板のすぐ横でさばき、次の段階で大量に使う電子基板は銅線の生産とセットで組みます。
遠くで作って運ぶ形にすると詰まりやすく、消費点の真横で作るほどラインは素直になります。
歯車組立機を鉄板ラインの隣に置く
歯車は鉄板2枚から1個、クラフト時間0.5秒で作れるので、赤サイエンスに向けた最初の中間素材として扱いやすい部品です。
組立機を鉄板ラインのすぐ隣に置き、鉄板をそのまま食わせる形にすると、余計なベルトを伸ばさずに済みます。
赤サイエンスを作る段階では、必要になる歯車を別場所でまとめて貯めるより、消費点のそばで連続生産したほうが流れが読みやすいでしょう。
自分も最初は歯車を少し離れた場所に置いてしまい、鉄板を長く運ぶ配置にしていました。
ところが、歯車を作り始めた途端に鉄板が枯渇して全ラインが止まったのです。
ここで学んだのは、中間素材を足すときは、その素材だけを増やすのでは足りないということでした。
上流の鉄板生産も同時に増やしておくと、ライン全体が急に苦しくなる場面を避けやすくなります。
電子基板は銅線製造とセットで配置する
電子基板は鉄板1枚と銅線3本から作る中間素材で、クラフト時間は0.5秒です。
緑サイエンスをはじめ、多くの設備でも大量に使うため、ここが止まると後工程が一気に詰まります。
さらに銅線は銅板1枚から2本、0.5秒で作るので、電子基板の供給は実質的に「鉄板」と「銅板」の両方を見ながら組むことになります。
配置の考え方はシンプルで、銅線の組立機と電子基板の組立機をセットで隣接させることです。
銅線を遠くで作ってベルトで運ぶ形にすると、需要の波に引っ張られてすぐ詰まりやすくなります。
自分も最初はそのやり方で失敗しましたが、銅線を電子基板の真横で作るようにしてからは一切詰まらなくなりました。
電子基板は、作る場所と食べる場所をできるだけ近づけるだけで安定度が見違えます。
『消費される場所で作る』スパゲッティ回避の原則
中間素材のライン設計でいちばん効くのは、『消費される場所で中間素材を作る』という考え方です。
歯車は鉄板の隣、銅線は電子基板の隣、と消費点の真横に置けば、長いベルトを何本も引き回さずに済みます。
配線が交差しにくくなるので、見た目が整うだけでなく、どこで何が詰まっているのかも追いやすくなるのです。
この原則を守ると、ラインは自然に「短い供給」と「短い消費」の組み合わせになります。
ベルトを伸ばして素材を前倒しで抱え込むより、必要になった場所で必要な分だけ作るほうが、結果としてスパゲッティ化しにくいでしょう。
鉄板や銅板の流れが素直なら、その先の歯車や電子基板も素直に流れます。
おすすめです。
ライン4:赤サイエンスパックを自動化して研究を回す
自動化サイエンスパック(赤)は、歯車1個と銅板1枚で作れる序盤の到達点です。
歯車ラインと銅板ラインが両方そろってはじめて回り始めるので、ここで製作と消費の流れを一本につなげると、その先の研究が一気に安定します。
研究所までの距離を詰めてインサータで直結すれば、ベルトを長く引き回す手間も減り、ライン全体の見通しがよくなります。
赤サイエンスのレシピと必要素材
赤サイエンスのレシピは、歯車1個と銅板1枚で赤パック1個、クラフト時間5秒です。
見た目は単純ですが、実際には鉄の加工を進めて歯車を供給し、銅の流れを別系統で確保しておく必要があるため、序盤の工場設計を「単一ラインの延長」から「素材を分けて合流させる形」へ押し上げるきっかけになります。
ここを越えると、手作業で研究を止める時間が消えていきます。
組立機と研究所を隣接させて橋渡しする
赤サイエンスの組立機は、研究所の1~2マス隣に置いて、インサータで直接橋渡しするのがいちばん扱いやすいです。
自分も最初は組立機と研究所を離して置き、わざわざベルトで運んで詰まらせましたが、1マス隣に寄せて直結しただけで嘘のように安定しました。
間にベルトを挟まない構成なら、詰まりの原因が減るだけでなく、後から増設するときも拡張位置が読みやすくなります。
研究所は序盤なら1台で十分です。
組立機1台から研究所1台へそのまま流し込む最小ペアで、研究はもう自動で進み始めます。
ラインを大きく見せる必要はなく、まずは回る形を作ることが先です。
ℹ️ Note
ベルトでつなぐより、組立機と研究所を近づけてインサータで受け渡すほうが、序盤の赤サイエンスはずっと扱いやすくなります。
1台の組立機でどれだけ研究が回るか
組立機1の製作速度は0.5なので、レシピ時間5秒の赤パックは実質10秒に1個のペースで産出されます。
最初は遅く見えるかもしれませんが、序盤の研究項目はこの速度でも十分に追いつきます。
自分も立ち上げ直後は「遅すぎる」と焦りましたが、実際には1台で回し続けてから必要かどうかを判断するほうが正解でした。
研究が遅いと感じたら、組立機と研究所を1台ずつ増やせばいいだけです。
最初から過剰に広げるより、1台で詰まりなく動く状態を作ってから伸ばすほうが、次の緑サイエンス準備にもつなげやすいでしょう。
ここまで整うと、あとは枯渇した鉱床への採掘機移設や、次の自動化の段取りに時間を回せます。
これが序盤の自動化が生む本当の余裕です。
将来を見据えた配置:メインバスへの拡張
メインバスは、よく使う中間素材を平行なベルトで一直線に流し、必要な場所で分岐させる考え方です。
序盤の段階では、鉄板と銅板の2本をそのまま骨格にしつつ、歯車と電子基板を足して4レーンへ育てる形が扱いやすいでしょう。
最初から完成形を狙うより、拡張の余地を残して積み上げたほうが、後からの増設がずっと楽になります。
メインバス4レーンとは何か
メインバスの最小単位は、鉄板・銅板・歯車・電子基板の4レーンです。
この4つは序盤から中盤にかけて消費が伸びやすく、一直線に並べておくと、必要な素材を取り出す場所を整理しやすくなります。
単に素材を運ぶだけでなく、工場全体の流れを見通しやすくする役割もあるため、バラバラに配るより設計の基準線になりやすいのです。
序盤で作る鉄板と銅板のベルトは、無駄になりません。
その2本がそのまま最初の2レーンになり、そこへ歯車と電子基板を追加すれば、メインバスとしてひと通り機能する形が整います。
序盤の生産が後半の土台へ自然につながるので、作り直しの回数を減らしやすい構成だと言えるでしょう。
序盤ラインを将来のバスに繋ぐ余白
拡張しやすさを決めるのは、ベルトそのものより周囲の空きです。
炉や組立機の上流側に2~4タイルの余白を空けておくと、あとから採掘機や炉を足しやすく、ラインを横に広げるときも詰まりにくくなります。
逆に、最初から装置を詰め込むと、少し生産量を増やしたいだけでも周辺が塞がってしまい、結局は一度壊して組み直す流れになりがちです。
自分も序盤の工場を後でまるごと作り直した苦い経験があります。
あのとき、最初から余白を空けて、2本のベルトを中央へ平行に引いておけば、そのままバスへ育てられたはずでした。
序盤は「いま足りるか」だけでなく、「ここに何を足せるか」まで見て置いていくと、後半の自由度がまるで違ってきます。
今は最小・後で拡張という考え方
序盤の構成は捨てずに育てる、これが基本です。
最初から4レーンすべてを完璧に整える必要はなく、必要になった順に歯車や電子基板を足していけば十分です。
『今は最小・後で拡張』と割り切ると、序盤の判断が軽くなり、過剰投資で手が止まりにくくなります。
この考え方は、メガベースを作る今でも土台として生きています。
規模が大きくなっても、最初の設計思想が後々まで効いてくる場面は多く、序盤にどう引いたかが最後まで響くのです。
まずは使い切るための最小構成を置き、必要になったら一段ずつ広げていく。
そうやって育てた工場は、後から見直しても無理が少なく、おすすめです。
Takuma
Factorio 3,000時間超。1k SPM メガベースを複数パターンで達成した生産ライン設計のスペシャリスト。本業のプラントエンジニアの知識を工場最適化に応用しています。