アイテム仕分けの基本|フィルター分配器の使い方
Factorioのアイテム仕分けは、混合鉱床、建物の解体回収、余剰中間素材の振り分けをさばくための基礎技術です。分け方は大きく、量が多く汎用的なフィルター付き分配器、スペースを節約しやすい地下ベルトの横入れ、チェスト経由で精密に分けるインサータのフィルターの3つに整理でき、
アイテム仕分けの基本|フィルター分配器の使い方
Factorioのアイテム仕分けは、混合鉱床、建物の解体回収、余剰中間素材の振り分けをさばくための基礎技術です。
分け方は大きく、量が多く汎用的なフィルター付き分配器、スペースを節約しやすい地下ベルトの横入れ、チェスト経由で精密に分けるインサータのフィルターの3つに整理でき、まずは量・精度・スペースのどれを優先するかで選ぶのが近道でしょう。
自分も最初は混合鉱床のベルトを前に手が止まり、分配器を適当に並べて鉄も銅も詰まらせたことがありますが、ベルトの左右2レーン構造を押さえた瞬間に見え方が変わりました。
この記事では、1.0から2.0で変わったインサータ周りの仕様も含めて、混合ベルトをどうほどき、どう詰まりを避けるかを順番に整理していきます】【。
アイテム仕分けとは|まず3つの手法を押さえる
アイテム仕分けは、1本のベルトやチェストに混ざった複数のアイテムを種類ごとに分け、必要な生産ラインへ流すための基礎技術です。
Factorio では自動化が進むほど混在は避けにくくなり、ここを整理できるかどうかで工場全体の見通しが変わります。
最初に全体像を押さえるなら、見るべき軸は「量・精度・スペース」の3つです。
仕分けが必要になる3つの場面
仕分けが必要になるのは、混合鉱床、建物の解体回収、余剰中間素材の振り分けの3場面です。
鉄・銅・石が1本に混ざる混合鉱床は最も典型的で、採掘が進むほど下流の処理を先に決めておかないと詰まりやすくなります。
解体回収ではチェストに雑多な物が戻り、余剰中間素材では半端に余った部品を次の工程へ逃がしたくなります。
どれも「混ざったものを、次に使いやすい形へ整える」作業だと考えると整理しやすいでしょう。
3手法の早見表:量・精度・スペースで選ぶ
手法は、フィルター付き分配器、地下ベルトの横入れ、インサータのフィルターの3つに分けて考えると迷いません。
量が多いならベルト系、チェストへ精密に入れ分けるならインサータ、スペースを削りたいなら地下ベルトの横入れ、という順で当てはめると判断が速くなります。
黄搬送ベルトは両レーン合計で15個/秒、片レーンあたり7.5個/秒なので、片側だけに流し込み続けるとすぐに偏りが見えてきます。
自分が初めて混合鉱床に当たったときは、フィルターの存在を知らずに採掘機の手前へ分配器をただ並べ、鉄と銅が下流でぐちゃぐちゃに固まりました。
手法を3つに整理して「これは分配器の仕事だ」と割り切れるようになってから、設計が一気に楽になったのを覚えています。
| 手法 | 得意な場面 | 一言特徴 |
|---|---|---|
| フィルター付き分配器 | 混合鉱床や大量のベルト仕分け | 量が多く汎用的で、まず覚えるべき |
| 地下ベルトの横入れ | 限られたスペースでの粗い分離 | レーン単位で振り分けやすく、省スペース |
| インサータのフィルター | チェスト経由の精密仕分け | 必要な品だけを狙って扱える |
初心者はまずフィルター付き分配器から
初心者へのおすすめは、まずフィルター付き分配器一択でよいです。
1台で完結し、設定も直感的で、しかも混合鉱床という最頻出ケースをそのまま解決できます。
実戦でも、フィルター付き分配器を2〜3台カスケードして1種類ずつ抜き、純ベルト側に出力を寄せる形にすると混線しにくいです。
マルチプレイで初心者に教えるときも、最初に「3手法のどれか」を選ばせるだけで詰まりがかなり減りました。
逆に手法を決めずに置き始めると、現場はほぼ必ずスパゲッティになります。
ベルトの2レーン構造を理解する|仕分けの前提知識
Factorio のベルトは、見た目は1本でも中では左右2レーンに分かれて動いています。
各レーンが独立してアイテムを運ぶので、片側だけ詰まる、反対側だけ空く、という現象がそのまま起こるのです。
仕分けの前提はこの2レーン構造で、ここを押さえるだけで流れの見え方が一気に変わります。
ベルトは左右2レーンで動いている
レーンの概念を知らなかった頃、自分はベルトの片側だけアイテムが流れて反対側がスカスカになる現象に3時間ハマりました。
2レーン構造を理解した瞬間に、横入れで片レーンしか埋まっていなかったのかと腑に落ちたのを覚えています。
実際、ベルトの上にカーソルを置いて流れを目で追うと、左右が別々に動いているのがはっきり見えます。
教えるときにこの確認を勧めているのも、その見え方がいちばん早く理解につながるからです。
ベルトの種類別の流量
流量はベルトの種類で決まります。
黄の搬送ベルトは両レーン合計で15個/秒、赤の高速ベルトは30個/秒、青の超高速ベルトは45個/秒です。
片レーンだけで使うならそれぞれ半分になり、黄なら7.5個/秒まで落ちます。
ここが流量計算の土台で、後の詰まり対処でもそのまま使います。
たとえば片レーンに8個/秒以上流し込めば、黄ベルトではもう処理しきれません。
数字で見ると単純ですが、実際の仕分けではこの上限を超えた瞬間に片側だけが先に埋まり、分離が崩れます。
だからこそ、ベルトの色より先に「何レーンを使っているか」を意識しておくと、設計の見通しがよくなるでしょう。
横入れで片レーンだけを埋める仕組み
横入れ、つまりサイドロードは、別のベルトを横から合流させて片レーンにアイテムを割り込ませる動きです。
地下ベルトの仕分けやレーン埋めの基礎になるので、まずは「片側だけに流し込める操作」として覚えておくとよいです。
レーンを意識すると、片レーンずつ別の物を流す2種混載ベルトも作れます。
ただし下流のインサータは両レーンから無差別に取るため、混載は上級者向けです。
初心者は無理に使わなくてもかまいません。
横入れが便利なのは、単に空きスペースを埋めるためではありません。
左右2レーンのどちらに何を置くかで、後段の流れ方や詰まり方が変わるからです。
特に仕分けでは、片レーン7.5個/秒を超えるかどうかが分岐点になります。
片側だけを過密にすると、そのレーンだけ先に限界へ達し、反対側が空いていても全体としては処理不足になります。
2レーン構造を理解していると、この崩れ方を流量の問題として整理できるようになります。
フィルター付き分配器で仕分けする|最も基本の方法
分配器のフィルター付き設定は、仕分けの入り口を覚えるのに最も向いています。
まず分配器を選び、フィルター欄に1種類だけアイテムを指定すると、その品だけが片側出力へ流れ、残りは反対側へ回ります。
自分も最初に触れたときは、この「どちらへ流すか」を見ればよいのに、入力と出力のプライオリティを取り違えて逆流させてしまい、しばらく首をひねりました。
言葉で「入力=取る側、出力=出す側」と唱えてから、ようやく間違えなくなった感覚があります。
分配器にフィルターを設定する手順
設定手順は難しくありません。
分配器を配置し、仕分けたいアイテムをフィルター欄に1種類だけ入れます。
すると、その指定品だけが片側へ、その他すべてが反対側へ振り分けられるので、まずは単一品目を抜く基本動作として覚えるとでしょう。
複数品目を混ぜるより、鉄板や銅板のように「何を抜きたいか」が明確な場面で使うと効果が見えやすくなります。
入力プライオリティと出力プライオリティの使い分け
入力プライオリティは、2本の入力ベルトのどちらから先にアイテムを取るかを決める設定です。
たとえば軽油と重油の両方から固形燃料を作るとき、軽油側を先に使って重油を温存する、といった供給源の優先付けに向いています。
出力プライオリティは逆に、2本の出力ベルトのどちらへ優先して流すかを決める設定です。
片側を満杯まで埋めてから余りをもう片側へ逃がす用途に強く、混合分を先に消費させたい設計では特に扱いやすいです。
自分はここを混同して逆向きに流したことがあるので、入力は「取る側」、出力は「出す側」と短く固定してしまうのがおすすめです。
フィルターと余剰は併用できない点に注意
1つの分配器でフィルターと余剰、つまりオーバーフローは同時に使えません。
フィルター設定が優先されるため、両方をやりたいなら、分配器を2段に分けて「フィルターで抜く→プライオリティで振り分け」と段階を切る必要があります。
自分もこれを1台で両立させようとして数十分ハマり、あとで仕様だと知りました。
それ以来は「1台1役、欲張らず段で分ける」を鉄則にしています。
ℹ️ Note
フィルターは供給ベルトが満杯気味のときに安定しやすいです。流量が細いと分配器が左右に振れて、狙った品だけをきれいに抜けません。
地下ベルトの横入れで分ける|分配器を使わない裏技
地下ベルトの横入れは、分配器を置かずにレーンだけを抜き出したいときに役立つ小ワザです。
地下ベルトを別のベルトに対して垂直に差し込むと、その地点で片レーンを物理的に塞げるため、残ったレーンだけを横へ逃がせます。
狭い島状の拠点で配置スペースが足りない場面では、何度もこのやり方に助けられました。
地下ベルトでレーンを塞ぐ仕組み
地下ベルトは、別ベルトに対して垂直に置くと、交差点の片側レーンをふさぐ壁のように働きます。
これが面白いのは、アイテムの種類を見て選別しているのではなく、流れそのものをレーン単位で止めている点です。
つまり、見た目は地味でも、ベルト2本をつなぐ分配器の代わりに、通路の都合だけで流れを切り分けられるわけです。
自分も序盤は分配器のクラフト材を惜しんで、この仕組みだけで何とかしようとしていました。
すると、片方のレーンだけが半端に埋まり、下流のラインが安定しないことが多かったです。
少量の流れをさばくには十分でも、本線の基礎として使うなら向き不向きを見極める必要があります。
横入れで片レーンを抜き出す手順
実際の手順はシンプルです。
流れてくるベルトの片レーンを地下ベルトで塞ぎ、残った片レーンだけを横の別ベルトへ横入れで逃がします。
こうすると、ベルト本数を増やしすぎずに、狭い区画へ無理なく流れを振り分けられます。
配線のように場所を食わないので、拠点の骨組みを崩さずに済むのが利点です。
ただし、これはあくまで「片レーンだけ抜く」粗い分離です。
鉄だけ、銅だけのようにアイテムの種類を見分けて正確に仕分ける用途には届きません。
そこまで求めるなら、フィルター付き分配器を使ってください。
横入れは便利ですが、仕分け精度まで肩代わりしてくれる仕組みではないのです。
横入れが向く場面・向かない場面
横入れが強いのは、狭い場所でとりあえず2レーンを分けたいときや、少量の副産物を抜きたいときです。
スペース制約が強い拠点では、分配器を置く余裕すらないことがあります。
そんなときに地下ベルトの横入れを使うと、レーンだけを抜いて通路を整理でき、設計の自由度がぐっと上がります。
ただし、本気で流量を稼ぐ本線では分配器の方が安定します。
横入れは流れが片寄りやすく、2本の側入れベルトから1本の供給を均等に引けないと全速が出にくいからです。
自分も最初はこの差を軽く見て失敗しましたが、少量なら横入れ、本気の仕分けは分配器、と切り分けるようになってから迷わなくなりました。
| 場面 | 横入れ | 分配器 |
|---|---|---|
| 狭い場所で2レーンを分けたい | 向く | やや不向き |
| 少量の副産物を抜きたい | 向く | 過剰になりやすい |
| 正確な種別仕分けをしたい | 向かない | 向く |
| 満載に近い高流量ライン | 向かない | 向く |
この見分け方を覚えておくと、地下ベルトの横入れを「節約できる裏技」としてだけでなく、設計の手札として使えるようになります。おすすめです。
インサータのフィルターでチェストから仕分ける|2.0の新仕様
Factorio 2.0では専用のフィルターインサータが姿を消し、普通のインサータを置けば、そのままフィルター機能を扱えるようになりました。
自分も移行直後はホットバーに見当たらず少し焦りましたが、プロパティを開いたらフィルター欄があって拍子抜けしたものです。
この変更を最初に押さえておくと、古い攻略で「見つからない」と迷う時間を減らせます。
チェストからの仕分けはベルトより遅いものの、混在した在庫を少数精密に抜き出す用途ではむしろ扱いやすいでしょう。
2.0でインサータのフィルターはこう変わった
2.0の要点は、フィルター機能が特別な個別装備ではなく、インサータ本体の標準機能になったことです。
だからこそ、旧バージョンの感覚で「フィルターインサータ」を探すと空振りします。
見た目は普通でも、置いたあとに設定を開けば仕分け役としてすぐ使えるので、序盤から終盤まで導入のハードルが低い設計だと言えます。
この仕様は、チェスト仕分けを思いついたときにその場で組めるのが強みです。
ベルトラインを引き直さなくても、回収箱や共有チェストの整理を小回りよく処理できるからです。
解体資材の回収先を整えたり、余った中間素材だけを抜いたりする場面では、むしろこの軽さが効いてきます。
ホワイトリストとブラックリストの違い
フィルターの基本はホワイトリストとブラックリストの2モードです。
ホワイトリストは指定したアイテムだけを運び、ブラックリストは指定した品以外を運びます。
空のホワイトリストは何も運ばず、空のブラックリストは何でも運ぶので、設定の有無で挙動が正反対に変わる点を先に覚えておくと混乱しません。
使い分けはかなり直感的です。
欲しいものが数種類だけならホワイトリスト、不要品だけを除けたいならブラックリストが向いています。
特に雑多なチェストから中間素材を抜く運用では、ホワイトリストで必要品だけを通すほうが事故が少なく、マルチプレイで散らかった共有チェストの整理にも相性がいいです。
自分も解体した建物の戻り物を5種まで絞って抜くやり方を何度も使いました。
指定できるフィルターは同時に最大5種までです。
この上限があるおかげで、インサータは「大規模な一括仕分け」より「少数精密の選別」に役割が寄っています。
ベルト仕分けだと流量は強い反面、チェスト内でアイテムが混ざったままの状態は取りこぼしやすいので、種類が少なく量も多すぎない品を選ぶ場面でインサータが光ります。
ℹ️ Note
量で押すならベルト、種類で抜くならインサータです。役割を分けると、あとから増設するときも迷いません。
回路でフィルターを動的に切り替える
回路ネットワークに接続して「フィルターを設定」モードにすると、インサータは信号に応じて運ぶアイテムを切り替えられます。
定数コンビネータから信号を送れば、その場で対象品を変えられるので、固定の仕分け機ではなく可変の選別器として扱えるわけです。
保管量に応じて抜く品を変えたり、ある素材だけ不足したときに優先回収へ切り替えたりと、運用の幅が一気に広がります。
この動的設定が便利なのは、チェスト整理を自動化しやすいからです。
たとえば回路で条件を組み、箱の中身に応じて回収対象を切り替えれば、常時同じ設定に縛られません。
少量多品種の整理、解体後の資材選別、余剰品の振り分けまで、インサータ仕分けは「ゆっくりだが賢い」担当として組み込むのがおすすめです。
ベルト系と競わせるのではなく、得意分野を分けて使ってみてください。
混合鉱床のアイテムを仕分ける|実践レシピ
混合鉱床では、採掘機のベルトに鉄・銅・石がそのまま流れてくるため、まずは「1本をそのまま使う」のではなく「種類ごとに抜いて純ベルトへ送る」発想に切り替えます。
自分も最初は分配器を1台だけ置いて、なんで全部分かれないのかと悩みましたが、1台で1種類を抜く前提に変えた瞬間、流れが一気に整理されました。
ここでは、その混合ベルトをカスケードでほどき、純ライン側を先に消費させて詰まりを避ける組み方までまとめます。
採掘機の混合ベルトを1種類ずつ抜く
混合鉱床の出力は、採掘機の時点で複数素材が同じベルトに乗るのが普通です。
鉄だけ、銅だけの単独鉱床なら流れは単純ですが、実戦では鉄・銅・石が混ざったまま運ばれるので、後段で「どれをどこへ送るか」を決める仕分けが必要になります。
ここでの基本は、全部を同時に分けようとせず、まず1種類だけ抜いて純ベルトに落とし、残りを次の装置へ回すことです。
最初に鉄を抜き、次に残りから銅を抜けば、最後に石だけが残る流れになります。
分配器カスケードで多種をまとめて分ける
この仕分けは、フィルター付き分配器を2〜3台カスケードにするだけで組めます。
1台目で鉄を抜き、2台目で銅を抜き、3台目で石を抜く、という順番にすると、各段が役割分担を持つので配線が読みやすくなるのです。
自分は最初、分配器1台で全部終わると思い込んでいましたが、1台=1種類抜きと理解してからは、鉄・銅・石がきれいに3本へ分かれて感動しました。
多品目の混合鉱床ほど、この段階的な分離が効いてきます。
詰まらせないループバックの考え方
純ベルト側に出力プライオリティを与えると、混合ベルトの中身が先に消費され、余りが滞留しにくくなります。
これがループバックの考え方で、純ラインを先に流しておくと、混合ベルトに残った素材が次の分岐へ戻りやすくなり、1種類だけが溜まって他をせき止める状況を防げます。
自分も最初はこの優先制御の意味がよくわかりませんでしたが、付けた途端に混合ベルトの詰まりが消えました。
「混合を先に吐かせる」感覚が掴めると、応用が一気に効きます。
ただし、混合の偏りが強いと、たとえば鉄ばかり来るケースでは鉄の純ベルトだけが先に満杯になり、カスケード全体が止まります。
なので、各純ベルトの下流に十分な消費先があるか、満杯時に逃がす経路を用意しているかを見ておく必要があります。
ウラン採掘はここに含めず、遠心分離機での処理が絡む別工程として切り分けるのが安全です。
鉱石の単純仕分けとは流れが違うので、ベルト仕分けの話と混ぜないほうが設計しやすいでしょう。
仕分けが詰まる原因と対処|流量から逆算する
仕分けが崩れたときは、分配器そのものより先に供給と下流を疑うほうが早いです。
供給ベルトがスカスカだと分配器は左右に振れてしまい、狙った仕分け比率を保てません。
見た目は機械の不調でも、実際は上流の材料不足が引き金になっていることが多いのです。
分配器が左右に振れて仕分けが崩れるとき
自分も何度も、仕分けが乱れるたびに分配器の向きや設置位置ばかり疑っていました。
ところが原因は、供給ベルトが満杯でないことだった、という落ちが何度もあったのです。
ベルトが常に満杯気味で流れ続けていれば、分配器は左右に均等に振れて安定しますが、供給が途切れると内部の分岐判断が揺れて、フィルター抜きや余剰振り分けの挙動まで崩れます。
だから最初の確認は上流の供給量で、設定いじりはその後で十分です。
下流の詰まり(バックアップ)をたどる
下流が詰まると、そこで消費が止まり、逆流が始まります。
バックアップが起きると純ベルトの先で荷が滞留し、分配器が停止してカスケード全体が連鎖的に止まりやすくなります。
現場では上流だけ見ても解決しません。
詰まりは必ず下流からたどって、どの地点で流れが止まったかを特定するのが近道です。
逆流の起点を外すと、いつまでも同じ場所を直しているのに再発する、あの嫌な状態になります。
流量超過はベルトアップグレードで解く
流量超過も見落としやすい原因です。
黄ベルト15個/秒、片レーン7.5個/秒を超える量を1本でさばこうとすると、物理的に分けきれません。
Death Worldマラソンでは余裕がない中で増産だけ進め、黄ベルトのまま詰まりを起こして防衛が崩れかけたことがありました。
青ベルトに替えただけで一気に流れた経験があるので、今は最初に流量計算を見ます。
赤30、青45へ上げるか、ベルト本数を増やして流量を確保しましょう。
フィルターと余剰を1台で兼ねようとして仕分けが破綻するケースも多いです。
前述の通り併用不可なので、フィルター抜き用と振り分け用に分配器を段で分けたほうが安定します。
役割を1台に詰め込むと、片側の詰まりがもう片側へ波及しやすく、原因切り分けも難しくなるためです。
設計を分けるだけで、流れの見通しはかなり変わります。
対処の型は、上流の供給、下流の消費、流量上限の順でチェックすることです。
この順番なら、分配器の左右振れ、バックアップ、ベルト容量不足を切り分けやすくなります。
自分の現場でもこの順で見るようにしてから、詰まりの再発はぐっと減りました。
まず供給を満たし、次に詰まりを追い、最後に流量を上げる。
これでほとんどの仕分け問題は整理できます。
RinSeo
Factorio 2,000時間超。100駅以上の列車ネットワーク運用実績と Death World マラソンクリアの経験から、物流・防衛の実践ノウハウをお届けします。